
印象に残るロゴを作りたいけど、どうしたらいいの?



ロゴのデザインは自分でも作れるのかな…
ブランドの顔となるロゴデザイン作りに苦戦していませんか?
ロゴ作成には、作成方法や色彩心理など、さまざまな配慮が必要です。
本記事では、ブランドを印象づける効果的なロゴ作成のための6つのステップを紹介します。
自分のブランドを印象づける魅力的なロゴの作り方が分かり、実践できます。
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ロゴデザインとは
ロゴデザインは、シンプルな図形や文字を組み合わせて、ブランドの個性や価値観を視覚的に表現します。
独自のデザインは、消費者の記憶に残りやすく、市場での存在感を高めるのに効果的です。
また、ロゴは競合他社との差別化を図り、顧客との信頼関係を構築するための重要な役割を果たします。
一貫したロゴデザインの使用は、ブランドの信頼性と専門性も示します。
ブランドアイデンティティの核心部分を形にしており、一目見ただけで企業やブランドを連想させるからです。
効果的なロゴデザインには、以下の特徴があります。
- シンプルである
- 記憶に残りやすい
- 汎用性が高い
- ブランドの個性や価値観を反映している
- 時代を超えて通用するデザインである
ロゴデザインは、パッケージや広告、ウェブサイトなどさまざまな場所で使用されるため、多様性やわかりやすさが必要です。
良質なロゴデザインは、ブランドの認知度向上や顧客との信頼関係構築に大きく貢献するため、十分な時間と労力をかけて作成しましょう。
ロゴ作成の3つの方法
ロゴ作成の方法を3つ紹介します。
- プロのデザイナーに依頼する
- オンラインロゴメーカーを使用する
- ツールで自作する
各方法を詳しくみていきましょう。
プロのデザイナーに依頼する
ロゴデザインの専門家に依頼すると、高品質で独自性のあるロゴを作成できます。
プロのデザイナーは、豊富な経験と専門知識を持ち、ブランドの本質を理解したうえでデザインを作ります。
依頼する際は、まず信頼できるデザイナーやデザイン会社探しが大切です。
ポートフォリオやクライアントの評価を確認し、自社のニーズに合ったデザイナーを選びましょう。
次に、詳しい情報共有をして、イメージを伝えます。
ブランドの価値観やターゲット層、競合他社との差別化ポイントなどを詳細に伝えると、より的確なロゴ案を提案してくれるでしょう。
また、デザインの細部にまでこだわり、さまざまな使用シーンを想定した調整ができます。
一方で、デメリットはコストがかかる点です。
ただし、長期的な視点で見れば、プロの手による質の高いロゴは投資に値するでしょう。
オンラインロゴメーカーを使用する
オンラインロゴメーカーは、ロゴデザインを簡単に作成できるツールで、専門的なデザインスキルがなくても魅力的なロゴを作れます。
多くのオンラインロゴメーカーは、テンプレートやアイコンのライブラリを提供しているため、好みのデザイン要素を選び、カスタマイズが可能です。
代表的なオンラインロゴメーカーには、Canva、Looka、Tailor Brandsなどがあります。
各ツールは、直感的なインターフェースを備えており、初心者でも操作しやすい点が特徴です。
オンラインロゴメーカーの利点は、短時間で低コストのロゴを作成し、簡単に複数のデザイン案をを作成できる点です。
一方で、完全にオリジナルなデザインを作るには限界があるため、他社と似たようなロゴになる可能性があります。
最終的なロゴの選定時には、ブランドのアイデンティティやターゲット層との適合性を十分に検討しましょう。
また、作成したロゴの著作権や使用権については、各ツールの利用規約の確認が大切です。
ツールで自作する
ツールで自作する方法は、ロゴデザインの経験がない方でも、手軽に取り組める選択肢です。
近年、多くのオンラインツールが登場し、わかりやすい操作で高品質なロゴを作成できるようになりました。
代表的なオンラインツールは、Canva、Adobe Spark、Logomaker.comなどです。
各オンラインツールは、豊富なテンプレートや素材を提供しており、ドラック&ドロップの簡単な操作で自分好みのロゴを作れます。
ツールを使用する利点は、コストを抑えて自分のイメージを即座に形にできる点です。
また、試行錯誤を繰り返しやすく、さまざまなバリエーションを検討できます。
ただし、デザインの専門知識がない場合、似たようなデザインになりがちで、独自性に欠ける場合もあるでしょう。
ツールを使用する際は、ブランドの方向性やコンセプトの明確化が大切です。


ロゴデザインを決めるプロセス
効果的なロゴデザインを作成する際の主要なステップは、以下の6つです。
- ブランドアイデンティティの確立
- ターゲット層の分析
- コンセプトとキーワードの決定
- メインカラーを選ぶ
- フォントを選ぶ
- 最終デザインの調整とテスト
各段階を具体的に紹介します。
ブランドアイデンティティの確立
ロゴの役割は、ブランドの価値観や特徴を視覚的に表現し、ブランドアイデンティティを確立させることです。
まず、自社のブランドが何を象徴しているのか、明確にしましょう。
例えば、革新性・信頼性・持続可能性など、核となる価値観を特定するとロゴデザインの基盤を確立できます。
次に、ブランドのビジョンやミッションを再確認します。
長期的な目標や社会的な役割を考慮し、ロゴに反映させましょう。
また、ブランドの個性や特徴の言語化も重要です。
例えば「フレンドリーで親しみやすい」や「洗練された高級感がある」など、形容詞を使って表現すると良いでしょう。
さらに、競合他社との差別化ポイントを明確にします。
自社ブランドの独自性を把握し、ロゴデザインに反映させると、市場での存在感を高められるでしょう。
最後に、ブランドストーリーを整理します。
創業の経緯や企業理念など、ブランドの背景にある物語をロゴに込めると、より深みのあるデザイン作成が可能です。
ターゲット層の分析
ターゲット層とは、自社の製品やサービスを利用する可能性が高い顧客群を指します。
ターゲット層の分析は、ロゴデザインに反映すべき要素の明確化が可能です。
まず、ターゲット層の年齢層や性別、職業、趣味などの基本的な属性を把握しましょう。
ターゲット層が分かると、ロゴの色使いやフォントが選びやすくなります。
例えば、若年層向けの製品であれば、鮮やかな色使いや斬新なデザインが効果的です。
次に、ターゲット層の価値観や生活スタイルへの理解も必要です。
環境に配慮した商品を扱う場合、自然をイメージさせるグリーンや植物モチーフを取り入れるのも良いでしょう。
さらに、ターゲット層が好むブランドや商品を調査すると、嗜好性をより深く理解できます。
最後に、ターゲット層とのコミュニケーション方法も考えましょう。
SNSの使用頻度が高い層なら、アイコンとしても映えるシンプルなデザインがおすすめです。
ターゲット層の分析を通じて得られた情報は、ロゴデザインの方向性を決めるうえで非常に大切です。
コンセプトとキーワードの決定
コンセプトとキーワードの決定は、ロゴデザインの核となる重要なステップです。
ブランドの本質を表現するため、まずはコンセプトを明確にしましょう。
例えば「環境に優しい製品を提供する」や「革新的なテクノロジーで生活を豊かにする」といった内容が考えられます。
ブランドの存在理由や提供価値を簡潔に表すのがポイントです。
次に、コンセプトを象徴するキーワードを3〜5個選びます。
例えば、「環境に優しい製品を提供する」の場合、「エコ」「持続可能」「クリーン」などのキーワードが挙げられるでしょう。
キーワードを選ぶ際は、以下の点に注意してください。
- ターゲット層に響くもの
- 競合他社と差別化できるもの
- ブランドの強みを表現できるもの
選んだキーワードを基に、イメージボードを作成する方法もおすすめです。
関連する画像や色彩をまとめられるため、ビジュアル面でのイメージを固めやすくなります。
コンセプトとキーワードが決まったら、デザイナーやチームメンバーと共有し、意見を交換しましょう。
多角的な視点を取り入れ、より印象的なロゴデザインの土台を築けます。
メインカラーを選ぶ
ロゴデザインのメインカラーに適切な色を選ぶと、ブランドの個性や価値観を効果的に伝えられます。
まず、色の持つ心理的効果を考慮して、自社のブランドイメージに合う色を考えましょう。
例えば、信頼性を重視する金融機関であれば青や緑、エネルギッシュなスポーツブランドなら、赤やオレンジが適しています。
ただし、競合他社と似た色にならないための注意が必要です。
次に、ターゲット層の好みや価値観を考慮します。
若者向けの商品なら鮮やかな色、高級ブランドならシックな色合いが効果的です。
また、さまざまな媒体でのロゴの見え方も確認しましょう。
印刷物やデジタル画面、看板など、異なる環境でも鮮明でイメージ通りに見える色選びが大切です。
フォントを選ぶ
ブランドの個性を表現するため、適切なフォントを選びましょう。
まず、ブランドのイメージに合ったフォントの種類を検討します。
セリフ体は伝統や信頼感、サンセリフ体はモダンさや清潔感、スクリプト体は優雅さや創造性を表現するのに最適です。
次に、フォントの太さや形状を考えましょう。
太字は力強さ、細字は繊細さを表現でき、角張ったフォントは男性的な印象、丸みを帯びたフォントは女性的な印象を与えます。
さらに、小さなサイズでも読みやすいフォントであるのも重要なポイントです。
複雑すぎるフォントは避け、シンプルで覚えやすいものを選びましょう。
最後に、選んだフォントがブランドのほかの要素と調和しているか確認します。
ロゴ全体のバランスを考慮し、必要に応じてカスタマイズするのも検討もおすすめです。
最終デザインの調整とテスト
ロゴデザインの最終段階では、細部の調整とテストを行い、さまざまな媒体で使用できるか確認します。
まず、デザインの細部を見直しましょう。
線の太さや間隔、文字のバランスなどを細かく調整し、全体の調和を整えます。
色彩のコントラストも確認し、視認性を高めましょう。
次に、ロゴをさまざまなサイズで表示します。
名刺からビルボードまで、異なる大きさでも認識できるか確認します。
特に、小さなサイズでも読みやすいかが重要なポイントです。
さらに、白黒やモノクロでの表示をテストします。
カラー印刷できない場面でも、ロゴの特徴が失われないか確認しましょう。
異なる背景色での見え方もチェックします。
明るい背景、暗い背景、複雑な背景など、さまざまな状況を想定したテストが大切です。
最後に、ターゲット層にロゴを見せ、印象や理解度などフィードバックを基に、必要な修正を加えます。
各段階の調整とテストを繰り返し、あらゆる場面で効果的に機能するロゴが完成します。
業界別ロゴデザインのトレンドと特徴
ロゴデザインは、業界によって異なるトレンドや特徴があります。
効果的なブランディングのためには、各業界の特性に合わせたデザインの選択をしましょう。
業界ごとのロゴデザインの傾向は、以下のとおりです。
業界 | ロゴやデザインの傾向 | 例 |
---|---|---|
テクノロジー業界 | 青や緑を使用したシンプルでモダンなデザイン | ・Appleの噛みかけたりんご ・Googleの多色使い |
金融業界 | 青や緑、灰色など落ち着いた色合いで安定性と信頼性を重視したデザイン | ・JPモルガン ・チェースの八角形のシンボル |
飲食業界 | 赤やオレンジ、黄色など食欲をそそる暖色系の色使い | ・マクドナルドの黄色いアーチ |
ファッション業界 | 黒や白を基調に、エレガントさや洗練さを表現したデザイン | ・シャネルの交差したCのロゴ |
スポーツ業界 | 赤や青などの鮮やかな色合いで、動きや速さを表現するデザイン | ・ナイキのスウッシュマーク |
業界別のトレンドを参考にしつつ、自社のブランドアイデンティティを反映させたユニークなロゴの作成が大切です。
ロゴデザインで使える心理効果
ロゴデザインに活用できる主な心理効果を3つ紹介します。
- 色彩心理とブランディング
- フォームと形状の印象
- シンプルさと記憶性の関係
各項目を詳しくみていきましょう。
色彩心理とブランディング
色は人間の感情や行動に大きな影響を与えるため、ブランドイメージの構築に欠かせません。
主な色の心理的効果は以下のとおりです。
色 | 心理的効果 |
---|---|
赤 | 情熱や興奮 |
青 | 信頼性や安定性 |
緑 | 自然や健康 |
黄 | 明るさや楽観性、若々しさ |
紫 | 高級感や創造性 |
オレンジ | 親しみやすさや活力 |
ブランドの個性や価値観に合わせて色を選択しましょう。
また、色の組み合わせ方も重要です。
コントラストの強い配色は視認性が高く、記憶に残ります。
一方で、類似色の組み合わせは、調和のとれた印象を与えるでしょう。
適切な色使いは、ブランドの認知度向上や顧客との信頼関係構築に、大きく貢献します。
ターゲット層や業界特性も考慮しながら、最適な色彩を決定してください。
フォームと形状の印象
ロゴデザインのフォームと形状は、視覚的な要素として、ブランドの印象を左右する大きな影響力があります。
有機的な形状や曲線は、自然や成長、柔軟性を連想させます。
一方、エッジの効いた直線的な形状は、現代的でシャープな印象を与えるでしょう。
また、シンメトリーな形状はバランスと安定感を生み出し、非対称的なデザインはダイナミックさや個性を表現します。
形が与える主な印象は、以下のとおりです。
形状 | 印象 |
---|---|
丸・円 | 親しみやすさ・柔らかさ・調和・完全性・包括性 |
四角形・長方形 | 安定性・信頼性・秩序 |
三角形 | 力強さ・革新性・動き・方向性 |
ロゴの形状は、企業やブランドの性質を反映させると効果的です。
例えば、子供向け商品のブランドなら、丸みを帯びた形状が適しています。
形が与える印象を上手く活用しましょう。
また、ネガティブスペース(余白)を活用すると、独創的で記憶に残るロゴを作れます。
形状の選択は、ターゲット層や業界のトレンドも考慮し、適切な形状を選ぶとブランドの個性をしっかりと表現できるでしょう。
シンプルさと記憶性の関係
シンプルなロゴは、単純な情報であるため、人の記憶に残りやすい傾向があります。
人間の脳が複雑な情報よりも、単純な情報を処理しやすいからです。
例えば、アップル社のリンゴマークのように、シンプルなロゴは瞬時に認識できるでしょう。
また、シンプルなロゴは、大小さまざまなサイズで表示しても視認性が高いため、媒体で使いやすいのが特徴です。
ただし、シンプルすぎるロゴは個性に欠ける可能性もあるため、シンプルな中にブランドの特徴を巧みに取り入れましょう。
例えば、FedExのロゴは一見シンプルですが、文字間に矢印が隠れています。
記憶に残るロゴを作るには、シンプルさと独自性のバランスが重要です。
複雑なデザインは避け、ブランドを表現する要素を絞り込みましょう。
ロゴの使用と管理
ロゴの適切な使用と管理を行うと、ブランドの一貫性を保ち、認知度を高められます。
ロゴの使用と管理について3つまとめました。
- ロゴガイドラインの作成
- 異なるメディアでのロゴ使用
- ロゴのリデザインとリブランディング
詳しく説明します。
ロゴガイドラインの作成
ロゴガイドラインは、ブランドの一貫性を保つために、ロゴの正しい使用方法や禁止事項を明確に記載します。
具体的には、ロゴの最小サイズ、周囲の余白、背景色との組み合わせなどの定義です。
また、ロゴの変形や色の変更に関する規則も明記し、社内外の関係者がロゴを適切に使用できるにしましょう。
ロゴガイドラインの作成には、以下の要素の記載が推奨されます。
1.ロゴの基本情報 | ・ロゴの正式名称・デザインの由来や意味 ・使用可能なバージョン(カラー、モノクロ、白黒など) |
---|---|
2. 使用規則 | ・最小サイズと推奨サイズ ・ クリアスペース(ロゴの周囲に必要な余白) ・ 背景色との組み合わせ ・ 禁止事項(変形、回転、色の変更など) |
3. カラーガイド | ・ 使用可能な色とその正確な指定(CMYK、RGB、Pantoneなど) ・ モノクロバージョンの使用基準 |
4. タイポグラフィ | ・ロゴに使用されているフォント ・ 補助的に使用するフォントの指定 |
5. アプリケーション例 | ・名刺、封筒、看板などでの使用例 ・デジタルメディアでの使用例 |
ロゴガイドラインの作成は、新しい社員やパートナー企業とのコラボレーションの際にも、スムーズなコミュニケーションが可能です。
ガイドラインは、PDF形式やウェブサイト上で公開し、関係者が簡単にアクセスできるようにしましょう。
異なるメディアでのロゴ使用
ロゴは、さまざまなメディアで使用されるため、各メディアに適した形式での準備が大切です。
印刷物・デジタル媒体・看板など、メディアの特性に合わせたロゴの調整は欠かせません。
まず、印刷物での使用を考えましょう。
名刺などの小さな印刷物から、ポスターや看板といった大型の印刷物まで、各サイズに応じたロゴのバリエーションを用意します。
高解像度のベクター形式で作成し、縮小や拡大に対応できるようにしておくと便利です。
デジタル媒体では、ウェブサイトやSNSアイコンなど、画面サイズに合わせた調整が求められます。
特に、スマートフォンなどの小さな画面でも視認性を保つため、シンプルな要素だけを残したバージョンも準備しておくとよいでしょう。
さらに、動画やアニメーションでの使用も考慮します。
ロゴの動きやエフェクトを事前に検討し、ブランドイメージを損なわないようなアニメーションガイドラインの作成がおすすめです。
そして、商品パッケージやユニフォームなど、立体物への使用も想定して、曲面や特殊な素材に対応できるロゴの配置や色調整にも気を配りましょう。
ロゴの背景色や、周囲の要素との関係も考慮します。
白黒反転版や、背景に応じて色を変更できるバージョンなども用意しておくと、さまざまな状況に対応できます。
異なるメディアでのロゴ使用を想定し、適切な形式とバリエーションを準備すると、効果的なロゴ展開が可能です。
ロゴのリデザインとリブランディング
ロゴのリデザインとリブランディングは、企業やブランドの成長に伴って重要になる戦略です。
時代の変化や市場のニーズに合わせて、ロゴを更新すると、ブランドの新しい方向性を示せます。
リデザインは、既存のロゴを基に微調整を加えたり、新しいデザインに一新したりできます。
一方、リブランディングは、企業やブランドの全体的なイメージを刷新する取り組みです。
ロゴのリデザインを検討する際は、ブランドの歴史や顧客との関係性も考慮しましょう。
ただし、急激な変更は混乱を招く可能性があるため、慎重に進める必要があります。
リブランディングでは、新しいブランドストーリーやビジョンを明確にし、ロゴを含む視覚的要素を一新します。
各プロセスを通じて、企業の新たな価値観や目標を効果的に伝えられるでしょう。
ロゴデザインの法的側面
ロゴデザインに関連する法的な側面について、2つまとめました。
- 著作権と商標登録
- 類似ロゴとの差別化
それぞれ解説していきます。
著作権と商標登録
ロゴデザインを法的に保護するには、著作権と商標登録の2つの方法があります。
著作権は、ロゴの創作者に自動的に付与される権利です。
ロゴを作成した時点で、デザインは著作権法によって保護されるため、特別な手続きは必要ありません。
ただし、著作権の存在を証明するために、制作過程や日付を記録しておきましょう。
商標登録は、ロゴを企業やブランドの識別マークとして、法的に保護するものです。
商標登録を行うと、似たようなロゴを他社が使用するのを防ぎ、ブランドの信頼性を高める効果もあります。
商標登録の手続きは以下のとおりです。
- 商標調査:既存の類似商標がないか確認
- 出願:特許庁に商標登録出願を行う
- 審査:特許庁による審査
- 登録:審査を通過後、登録料を納付して登録
- 更新:定期的に更新手続きを行う
商標登録には、費用と時間がかかりますが、ブランドの長期的な保護ができます。
法的手続きは、複雑な場合もあるため、専門家への相談をおすすめします。
類似ロゴとの差別化
法的トラブルを避けるためには、他社の既存のロゴと類似しないように注意しましょう。
類似ロゴとの差別化には、以下の点に配慮してください。
- 徹底的な調査:業界内外の既存ロゴを広く調査する
- 独自性の追求:色、形、フォントなど独自の要素を取り入れる
- 専門家のアドバイス:知的財産権の専門家に相談する
- 定期的な見直し:ロゴの独自性を定期的にチェックする
- 国際的な視点:海外での類似ロゴにも注意する
類似ロゴとの差別化は、法的リスクを回避するだけでなく、ブランドの独自性の強調にもつながります。
十分な調査と創造性を持って、他社と明確に区別できるロゴの作成が大切です。
まとめ:ブランドアイデンティティが伝わるロゴ作成をしよう
ロゴは企業やブランドの顔となる重要な要素です。
効果的なロゴを作成するためには、ブランドアイデンティティを十分に理解し、視覚的な表現が大切です。
本記事で紹介した6つのステップを参考に、ブランドを的確に表現するロゴを作成してみましょう。
ロゴデザインの作成は、予算や目的に応じて選択できます。
作成の際は、ブランドの本質を捉え、ターゲット層に刺さるデザインの心がけが大切です。
色彩心理や形状の印象を活用し、シンプルで記憶に残りやすいデザインを目指しましょう。
また、法的側面にも注意を払い、著作権や商標登録問題の回避が重要です。
ロゴは長期的に使用するものですが、時代の変化に応じたリデザインも検討しましょう。
ブランドの成長とともにロゴも進化させると、常に新鮮なイメージを維持できます。
最後に、作成したロゴを一貫性を持って使用するためのガイドラインを作成し、異なるメディアでの適切な使用方法を定めておきましょう。
ブランドイメージの統一性が保たれ、より強力なブランドアイデンティティを確立できます。
自分のブランドを印象づけられる魅力的なロゴを作成して、ブランドの認知度を高めましょう。
ウェブフリでは、1分でできる『Webデザイナー適正診断』を行っています。
「Webデザイナーになりたい!」「興味はあるけど自分に向いているか分からない…」とお悩みの人は、ぜひ診断を受けてみてください!
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