
無料のWebデザインスクールは怪しい?



本当にデザインスキルが身に付くの?
この記事では、無料のWebデザインスクールやサイトについての上記のような疑問を解決します。
スクールやサイトが無料の理由や、学んだ後のロードマップを解説しているので、これからWebデザインを学ぼうか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
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「Webデザイナーになりたい!」「興味はあるけど自分に向いているか分からない…」とお悩みの人は、ぜひ診断を受けてみてください!
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なぜ無料で学べる?3つの理由
Webデザインスクールが無料である理由は以下の3つです。
- 就職紹介料
- フリーミアム
- 公的支援
無料ときくと怪しいと思うかもしれませんが、正当に収益を得る仕組みがあるので安心してください。
① 提携企業への就職が必須だから
受講者が技術習得後に提携企業に就職すると、スクール側が企業から紹介料を得るため受講者が無料で学べるケースがあります。
提携企業から費用をとっている場合は、就職前提・年齢制限など条件付きになるケースが多いので注意しましょう。
提携先企業への就職を希望しない場合は、費用負担が発生する可能性があるため注意が必要です。
あらかじめスキル習得後に自分がどうしたいかを確認しておきましょう。
② フリーミアム型(基礎だけ無料)だから
フリーミアム型とは、入口の講座のみ無料で、より深く学びたい場合は追加費用が発生する仕組みをいいます。
例えば入門講座やライブ授業のみ無料、それ以降の発展的な内容は有料へ誘導する設計となっています。
まず無料で基礎の部分を学び、自分に合っていると思ったら有料部分の購入を検討しましょう。
③ 学べるスキルが限られているから
無料で学べるサイトでは、すべてのスキルが網羅されておらず、部分的にしか勉強できないものもあります。
集客目的で一時的に有料講座の一部を無料で公開し、入会や購入のためにお試し的に学べるようなイメージです。
こういったサイトが気になる場合は、公開されている無料部分を試して、よければ本格的に学び始めましょう。
無料スクール利用時の注意点と落とし穴
無料スクールの注意点は、無料で学べるのは条件付きであるのが大前提であることです。
条件を知らずに始めると損をしたり、制約が大きく思っていた未来と異なるかもしれません。
無料のWebデザインスクールやサイトを選ぶ際には以下のチェックリストを事前に確認してください。
- 就職義務や就職辞退時のペナルティがある
- 年齢や勤務地などの利用条件が設定されている
- 無料で学べる範囲が基礎レベルまでしかない
- デザインツール代や教材費は自己負担になる
- 定員制や抽選制で必ず無料で受講できるとは限らない
条件や制約を知ったうえで納得して受講しましょう。
無料で学べるおすすめサイト2選
まずは無料サイトで学び、その後に無料のスクールで基礎を固めましょう。
無料部分で学び始めると、自身がWebデザインの仕事に向いているのか費用をかけて学ぶ前にわかります。
今回は多くの無料サイトのなかから、初心者にとくにおすすめな以下の2つのサイトを紹介します。
- サルワカ
- chot.design(ちょっとデザイン)
Webデザイナーになりたい人は、一度見てみてください。
サルワカ
サルでも分かる図解説明マガジンの略である「サルワカ」は、その名の通り初心者向けのわかりやすい解説サイトです。
WordPressやPhotoshopの基礎が豊富な図解付きの解説で学べる点が特徴です。
イラストを交えた教材で、デザインの本質がわかりやすく掲載されています。
視覚で直感的に学びたい人におすすめといえるでしょう。
chot.design(ちょっとデザイン)
chot.design(ちょっとデザイン)は無料登録が必要な学習サイトです。
現役Webデザイナーが作ったカリキュラムのため内容が充実しています。
1レッスン5〜10分で忙しい人でもスキマ時間で学習可能です。
デザイン基礎〜ツール操作まで網羅されており本格的な学習ができるのも魅力的です。
有料(月1,100円)ではメールサポートも利用できるため不安なら利用しましょう。
リーズナブルにサポートを受けながら学びたい人にもおすすめのサイトです。
無料で学べるおすすめスクール4選
無料サイトで学んだのち無料スクールも活用すると、より高いスキル習得が望めます。
ここでは、特におすすめな無料スクールを4つ紹介します。
- Schoo(スクー)
- SKILL HUB(スキルハブ)
- GEEK JOB(ギークジョブ)
- ZeroPlus Gate(ゼロプラスゲート)
本格的なWebデザイナーデビューへの一歩にしてください。
Schoo(スクー)
Schoo(スクー)は、基礎から幅広い知識を無料で学べるオンライン学習サービスです。
Webデザインには、デザインだけでなくビジネスやITの周辺知識も求められるため、総合的に学べる環境が整っている点が特徴です。
Schooではライブ授業に加えて9,000本以上の動画教材が受講可能で、UI/UXデザインからビジネス基礎まで幅広く学べます。
基本的に無料ですが、月980円のプレミアムプランに加入すると全コンテンツが視聴できます。
無料部分で土台を作り、復習などの必要に応じてプレミアムを利用するとスキルを広げられるでしょう。
SKILL HUB(スキルハブ)
SKILL HUBは初心者向けの無料カリキュラムで基礎を学び、そのまま30日間の短期集中プログラムで実務レベルまで成長できるサービスです。
段階的な学習設計が特徴のスクールといえます。
多くの無料サービスは「基礎だけ」で終わるケースがあるでしょう。
対してSKILL HUBは「基礎→応用→実務」までの一貫した流れを想定しているのが魅力です。
SKILL HUBなら継続的にスキルアップできるため、堅実に積み上げたい人におすすめといえます。
GEEK JOB(ギークジョブ)
GTEEK JOB(ギークジョブ)ではスピード転職コースが無料で受けられます。
エンジニアでの経験がない人でも最短1ヶ月でアプリ開発が可能なレベルになれるカリキュラムです。
このスピード感は早くデザイナーになりたい人には魅力でしょう。
転職のためのサポートも充実しているため、ハイスキル人材としてのキャリアアップが可能です。
早期のキャリアチェンジを希望される場合は、ぜひGEEK JOBでハイスキル人材を目指してください。
ZeroPlus Gate(ゼロプラスゲート)
ZeroPlus Gateは、Web制作に特化したカリキュラムを無料で提供し、動画学習と無制限の質問サポートで初心者を徹底的にフォローするスクールです。
未経験でも挫折しにくい環境が整っています。
50本以上の動画でHTML/CSSを中心にWeb制作の基礎がしっかり学べます。
自己学習形式のため自分のペースで進められ、ポートフォリオ制作につながる課題も用意されているので案件獲得にも効果的です。
無料で「動画教材+無制限サポート」の両方を提供しているスクールは珍しいです。
独学に不安がある人でも安心してWeb制作スキルを身につけられるのがZeroPlus Gateの強みといえるでしょう。
無料でWebデザインを学べるそのほかの方法
スクールやサイト以外で無料でWebデザインを学ぶ方法は以下の2つがあります。
- 書籍や動画で学ぶ
- ハロートレーニングを利用する
これらの方法もぜひ試してみてください。
書籍や動画で学ぶ
費用をかけずにWebデザインの基礎を学ぶには、市販の入門書やYouTubeを使うとよいでしょう。
書籍や動画は独学のため自分のペースで進められるのがメリットですが、情報が断片的になりやすく体系的な理解には工夫が必要です。
一方で動画や書籍は手軽に始められるため、まずWebデザインの概要に触れたい人は試してみましょう。
ハロートレーニングを利用する
厚生労働省が運営する公的制度「ハロートレーニング(職業訓練)」では、求職者向けにWebデザインを無料で学べるコースが用意されています。
プロの講師から体系的に学べる点が大きな魅力ですが、受講には対象者や地域などの条件があるため、事前の確認が大切です。
ハロートレーニングを利用したい人は居住地にあるハローワークへまず相談してください。
無料で学習する場合の3ヶ月ロードマップ
無料で学べる範囲は 、基本的に「Webデザインの基礎スキル+LP(ランディングページ)制作レベルまで」 です。
ここでは、無料でこれらを学習する際のロードマップを紹介します。
- 1ヶ月目:HTML・CSS・Webデザイン基礎を理解する
- 2ヶ月目:PhotoshopやFigmaを使ったデザイン練習、模写コーディングを行う
- 3ヶ月目:LP制作に挑戦し、ポートフォリオの初稿を作成する
ぜひ実践してみてください。
1ヶ月目:HTML・CSS・Webデザイン基礎を理解する
最初の1ヶ月目は、Web制作の土台となる HTML・CSS と、デザインの基本的な考え方を理解しましょう。
1ヶ月目の目標は、「シンプルな1ページサイトを自分で作れるようになること」です。
- HTML:見出しや段落、リンク、画像などを配置し、ページの骨組みを作る言語
- CSS:色やレイアウト、フォントなどを指定し、見た目を整える言語
上記のスキルを習得するとシンプルなWebページなら自分でできるようになります。
さらに並行して、配色・タイポグラフィ・レイアウト といったデザインの基礎理論にも触れておくと、あとの学習がスムーズです。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずはWebデザインの世界に触れ、基礎を身につけましょう。
2ヶ月目:PhotoshopやFigmaを使ったデザイン練習、模写コーディングを行う
2ヶ月目は、デザインツールを使って「見た目を整える力」を身につけ、模写コーディングで実践的な感覚を身につけましょう。
Webデザインは、コードが書けるだけでは不十分です。
ユーザーにとって「見やすく美しいデザイン」を作れることが、就職や案件獲得に直結します。
効果的に基礎デザイン力を鍛えるためにはPhotoshopやFigmaなどのツールを学びましょう。
- Photoshop:画像編集やバナー制作に強く、プロの現場でも使用される定番ソフト
- Figma:Webサイト全体のデザイン構築に便利で、クラウド上で共同作業ができ、無料プランでも多機能なのが魅力
まずはこれらを使って、ボタンやバナーなどを作成し、デザインの基礎を体感してみましょう。
次に既存のWebサイトを題材に、デザインをそのまま再現する練習法を模写コーディングを行いましょう。
実際のサイトを見ながら配色や余白、フォント選びなどの「デザインの型」を身につけてください。
また、プロのデザインの真似もスキル習得に効果的です。たくさん手を動かしてユーザー目線のデザインを極めましょう。
3ヶ月目:LP制作に挑戦し、ポートフォリオの初稿を作成する
3ヶ月目の目標は、これまでに学んだ基礎スキルを組み合わせてランディングページ(LP)の制作へ挑戦します。
完成したLPはポートフォリオになるため、学習の集大成として公開しましょう。就職や案件獲得につながる第一歩になります。
Webデザインの実務では、商品やサービスを紹介する1ページ完結型のLP案件が豊富です。
無料で学べる範囲でもHTMLなどの技術を使えば、シンプルなLPなら十分できるようになります。
ここまで進めば「スキルの証明」ができ、就職活動や副業準備で大きな武器になります。
さらなるレベルアップを望むのであれば有料スクールや教育訓練給付金も視野にいれ、より高いスキルを磨いてください。
その先のステップ|給付金・補助で実務力を安く積む
無料の学習だけで、基礎知識や簡単な制作スキルまでは習得できます。
しかし、案件獲得や就職・転職に直結する実務力までは到達しづらいケースも多いです。
そこで国の教育訓練給付金やリスキリング支援などの補助制度の利用をしながらスクールに通うことを検討しましょう。
受講料の50〜70%が還付されるため、費用を抑えつつより高いレベルの技術を身につけられます。
まずは補助の対象となるスクールを調べて、条件が合いそうなら給付金などの申請を検討してください。
無料のWebデザインスクールに関するよくある質問
ここでは無料のWebデザインスクールを検討している際によくある疑問をまとめました。
- 無料のWebデザインスクールに通うのは無駄ですか?
- 無料のWebデザインスクールだけでもスキルは身に付きますか?
それぞれ解説します。
- 無料のWebデザインスクールに通うのは無駄ですか?
-
無駄ではありません。
無料スクールでも基礎スキルやWeb制作の流れを理解できます。
ただし就職や案件獲得につなげるには、実務的な学習や有料カリキュラムを組み合わせるとよりよいでしょう。
- 無料のWebデザインスクールだけでもスキルは身に付きますか?
-
はい、基礎スキルは十分に身につきます。
HTML・CSSやデザインツールの操作、LP制作レベルまでは到達可能です。
ただしフリーランスや転職を目指す場合は、さらに実務的な学習や経験が必要になることもあります。
有料のWebデザインスクールであれば、実践的な学習ができ、案件獲得スキルなども身につくためおすすめです。
まとめ|まず無料のスクールで試してみるのはあり!
本記事では「無料で学べるWebデザインスクール・サイト」について解説しました。
就職紹介料モデル・フリーミアム・公的支援の3つが無料で受講できる理由です。
無料で学べるかわりに就職義務や年齢制限、無料範囲の限界、ツール代・定員制などの制限がある可能性に注意しましょう。
まず始めに無料学習サイト・無料スクール・職業訓練を比較し、自分に合う学習法を選ぶところから始めてください。
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