
スクールに通うと給付金が受け取れるって本当?



給付金が利用できる条件ってなにがあるの?
Webデザインを学びたいけれど、スクールの受講料が高くて迷っている人も多いのではないでしょうか。
実は、国の給付金や補助金を利用すれば、受講料を大幅に抑えてWebデザインを学べる場合があります。
本記事では、Webデザインスクールで利用できる主な制度と、給付金・補助金が使えるおすすめのスクールを紹介します。
スクールの受講を考えている人はぜひ参考にしてください。
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【使用できる制度①】教育訓練給付金
まずは、教育訓練給付金について説明します。
- 教育訓練の種類
- 給付条件
- 給付までの流れ
一つずつ見ていきましょう。
教育訓練の種類
教育訓練給付金は、厚生労働省が実施している制度で、社会人の学び直しを支援するためのものです。
厚生労働省が指定する教育訓練を修了した際に支給される制度で、「一般教育訓練給付」「特定一般教育訓練給付」「専門実践教育訓練給付」の3種類があります。
給付金の種類 | 対象者 | 給付率 | 給付上限額 |
---|---|---|---|
一般教育訓練給付 | 雇用保険の一般被保険者 | 受講費用の20% | 最大10万円 |
特定一般教育訓練給付 | 雇用保険の一般被保険者 | 受講費用の40% | 最大20万円 |
専門実践教育訓練給付 | 雇用保険の一般被保険者 | 受講費用の50% (一部は60%まで) | 最大40万円 |
Webデザインスクールの多くは、一般教育訓練給付の対象となります。
給付条件
Webデザインスクールに通うために教育訓練給付金を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 受講開始時点で、雇用保険に加入している
- これまでに教育訓練給付を受けたことがない
- 雇用保険に1年以上加入している(専門実践教育訓練の場合は2年以上)
ただし、これまでに教育訓練給付を受けたことがある方でも、以下に該当する場合は、再度給付を受けられます。
- 前回の受講開始日から雇用保険に3年以上加入している
- 前回の支給日から今回の受講開始日までに3年以上がたっている
また、妊娠・出産、疾病・負傷などの理由により適用対象外期間の延長を行った場合は、離職から最大20年以内であれば、給付が認められます。
ハローワークで照会すると、自分が教育訓練給付金を利用できるかがすぐに分かるので、一度ハローワークに問い合わせてみてください。
給付までの流れ
教育訓練給付金は「受講前に申請」することが大前提です。
- ステップ1:ハローワークで対象講座かどうかを確認
- ステップ2:受給資格の確認申請
- ステップ3:受講開始・修了
- ステップ4:修了証明書や領収書を提出
- ステップ5:指定口座に給付金が振り込まれる
給付金は事前に給付されるわけではありません。
まず受講条件を確認し、実際に受講したあとに、書類を提出してその後振り込まれるという形式であることを覚えておきましょう。
【使用できる制度②】リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
次に、スキリングを通じたキャリアアップ支援事業について説明します。
- リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは
- 給付条件
- 給付までの流れ
それぞれ見ていきましょう。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは、経済産業省が主導する制度で、社会人のリスキリング(学び直し)を支援する取り組みです。
特にIT・デジタル分野のスキルを身につけ、転職やキャリアアップを目指す人を対象としており、受講料の一部を国が補助してくれます。
また、補助金だけでなく、キャリア相談や転職支援なども受けられます。
Webデザインを含む、プログラミング・デザイン・マーケティング分野のスクールも数多く対象になっているため、給付金を活用すれば自己負担を大幅に抑えられるのが特徴です。
給付条件
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の給付条件は以下です。
- 経済産業省が認定する対象講座であること
- 受講者本人が対象分野での転職・キャリアアップを目指していること
- 講座を経て実際に転職し、1年間継続的に転職先に就業すること
特に「未経験からIT・Web業界に挑戦したい人」や「デザインスキルを身につけてキャリアチェンジしたい人」に向いています。
給付までの流れ
リスキリング支援の給付は、基本的にスクール経由で申請・手続きが行われます。
- ステップ1:対象講座を選ぶ
- ステップ2:スクールに申し込む
- ステップ3:受講修了
- ステップ4:補助金を申請する
- ステップ5:補助金が適用される
受講者はスクールから案内を受ける形も多いため、教育訓練給付金よりも手続きはシンプルです。
給付金・補助金が使えるおすすめWebデザインスクール8選
給付金・補助金が使えるWebデザインスクールを8つ紹介します。
- ウェブフリ
- SHElikes
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
- DMM WEBCAMP
- TechAcademy
- インターネット・アカデミー
- ヒューマンアカデミー
- Winスクール
各スクールごとに、利用できる制度を一覧表にまとめました。
スクール名 | 利用できる制度 |
---|---|
ウェブフリ | リスキリング補助金 |
SHElikes | 一般教育訓練給付 |
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG | リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 |
DMM WEBCAMP | 専門実践教育訓練給付 |
TechAcademy | 一般教育訓練給付 |
インターネット・アカデミー | 一般教育訓練給付・専門実践教育訓練給付 |
ヒューマンアカデミー | 一般教育訓練給付・リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 |
Winスクール | 一般教育訓練給付・リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 |
スクールごとに使用できる制度が違うため、しっかり確認しておきましょう。
ウェブフリ
ウェブフリはリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象スクールです。
未経験者向けにWebデザインとキャリアサポートを組み合わせたカリキュラムが特徴です。
案件獲得までのサポートも充実しており、即戦力が身につきます。
受講料は安くありませんが、補助金を利用すれば費用の負担を大幅に軽減できます。
SHElikes
SHElikesは一般教育訓練給付の対象のスクールです。
女性専用のキャリアスクールとして、Webデザインを含む全40以上のコースが受け放題プランで学べます。
在宅ワークや副業を目指す女性に人気で、キャリアサポートや受講生のコミュニティが充実している点も魅力です。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGはリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象です。
大手Web制作会社LIGとデジハリが共同運営する実践型カリキュラムが特徴です。
運営会社のオウンドメディアの画像作成など、実践を積める環境も整っています。
転職を本気で考えている人におすすめです。
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPもリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象です。
プログラミング・デザイン両方に対応しており、実践的なスキルを身につけられます。
転職成功率が高いカリキュラムが魅力です。
卒業後も利用できるキャリアサポートもあります。
TechAcademy
TechAcademyはリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象です。
完全オンラインで現役のプロがパーソナルメンターとして学習をサポートしてくれます。
ほかのスクールと違い、レッスン毎に与えられる課題のレビューを毎回行ってくれる点が大きな魅力です。
働きながら短期集中で学びたい人におすすめできます。
インターネット・アカデミー
インターネット・アカデミーは一般教育訓練給付および専門実践教育訓練給付の対象です。
実績多数のWeb制作会社が母体のため、最新のWeb標準に沿ったカリキュラムが受けられます。
受講期間中は授業が受け放題のため、自分が納得できるまで学べるでしょう。
資格取得や高度なスキルを目指す人に最適です。
ヒューマンアカデミー
ヒューマンアカデミーは一般教育訓練給付およびリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象です。
全国展開する大手スクールで、就職サポートやポートフォリオ制作サポートも充実しています。
全国に展開しているため地方在住でも通いやすく、実践的スキルを身につけられます。
また、オンラインでも学習可能です。
Winスクール
Winスクールは一般教育訓練給付およびリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象です。
全国に校舎を持ち、少人数制で実践的なレッスンが受けられます。
複数の転職サービス企業と提携しており、プロのカウンセラーからキャリアサポートを受けられる点が特徴です。
対面での学習を重視したい人に最適といえます。
Webデザインスクール選びのポイント
Webデザインスクール選びのポイントについて解説します。
- 自分の目的に合った学習内容か
- 各種サポートが充実しているか
- 実践的なスキルが身につくカリキュラムか
ここを理解しておくと、スクールが選びやすくなりますよ。
自分の目的に合った学習内容か
Webデザインを学ぶ目的は人それぞれです。
副業や在宅ワークに挑戦したい人は、短期・基礎コース、転職やキャリアチェンジを目指す人は実践型・長期コースがおすすめです。
また、それぞれのスクールでキャリアサポートも異なります。
自分のキャリアプランに合った内容かどうかを必ず確認しましょう。
各種サポートが充実しているか
スクールによってサポート内容は異なるので、サポート内容が充実しているか確認しましょう。
就職や転職、フリーランスとしての独立、副業を始めることを目的としてWebデザインスクールに通う場合、サポートが充実しているかどうかで転職や案件獲得の成功率が大きく変わってきます。
例えば、ポートフォリオ添削、転職・就職サポート、案件獲得支援などのサポートがあります。
サポート内容が充実していると、学んだスキルを活かしやすくなりますよ。
実践的なスキルが身につくカリキュラムか
知識だけでなく、実務に近い課題や演習があるかをチェックしましょう。
特にWebデザインはポートフォリオの質が重要であるため、実践的な経験を積めるかどうかは大きなポイントです。
実務を想定したスキルを身に付ければ、未経験でも即戦力として活躍できる可能性が高まります。
給付金・補助金が使えるWebデザインスクールに関するよくある質問
給付金・補助金が使えるWebデザインスクールに関するよくある質問をまとめました。
- 一般的にWebデザインスクールの受講にはいくらかかりますか?
- 無料で学べるWebデザインスクールはありますか?
一つずつ見ていきましょう。
- 一般的にWebデザインスクールの受講にはいくらかかりますか?
-
コースや期間によって異なりますが、一般的に短期・基礎コースは10〜30万円程度、転職向け・長期コースは50〜80万円程度です。
給付金や補助金を活用すれば、実質的な自己負担は半額以下になるケースもあります。
高ければいいということではないため、費用だけでなくサポート内容やカリキュラムをよく吟味してスクールを選びましょう。
- 無料で学べるWebデザインスクールはありますか?
-
完全に無料で学べるスクールはほとんどありません。
一部存在していますが、有料版のおためしであることが多く、十分なスキルを学べるものではありません。
ただし、給付金制度や補助金を活用することで、かなり費用をおさえて受講可能です。
自治体や国の支援制度も併せてチェックするとよいでしょう。
Webデザインは独学でも学ぶことが可能です。
Webデザインを独学で身につける方法について、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
webfree plusWebデザインを独学で身につけるには?学習方法や注意点を解説 | webfree plus Webデザインは独学でも身につけられるの? どうやって勉強するのが効率的? 在宅ワークや副業への関心が高まる中で、需要のあるスキルとしてWebデザインに注目している人も…
まとめ|給付金・補助金で費用を抑えてWebデザインスキルを身につけよう!
Webデザインを学ぶには費用がかかりますが、教育訓練給付金やリスキリング支援を活用すれば、大幅に自己負担を抑えながら学べます。
自分の目的に合ったスクールと制度を選ぶことで、質の高い学習とキャリア支援を同時に受けられるのが大きなメリットです。
これからWebデザインを学びたい人にとって、制度を上手に使うことは費用面と学習効果の両方で大きな助けになりますよ!
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