
AIツールに興味はあるけど、どのツールを使えばよいか分からない



AIでWebデザインの仕事はなくなるの?
近年、Webデザインを自動生成できるAIツールが増えています。
しかし、どのツールを使えばよいか分からない人や上手く使いこなせていない人も多いのが現状です。
また、AIの発達によりWebデザインの仕事が奪われるのではないかといった不安の声も少なくありません。
AIツールは上手く活用すれば、効率的にWebデザイン制作をすすめられる便利なツールです。
本記事では、WebデザインにおすすめなAIツールと活用方法のコツを解説します。
AIを使うメリットやデメリットも紹介していますので、気になる人はぜひ参考にしてください!
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WebデザインにおすすめなAIツール7選
さっそく、WebデザインにおすすめなAIツールを7つ紹介します。
- ChatGPT
- Canva
- Figma
- Firefly
- Ideogram
- Runway
- Midjourney
自分に合ったツールを活用し、作業効率を高めましょう!
ChatGPT
ChatGPTは、OpenAIが提供する対話型AIツールです。
Webデザインのアイデア出しやサイト構成の提案などに有効的なツールです。
例えば、「企業のホームページを作りたい」と入力すれば、必要なページ構成やレイアウトのサンプルをHTMLやCSS形式で自動生成してくれます。
専門的な知識がなくても会話形式でやり取りできるため、初心者でも気軽に使えるのが魅力です。
基本的には無料で利用できますが、最新モデルによる高精度な回答や画像生成といった機能には、使用回数に制限があるため注意が必要です。
文章作成やキャッチコピーの提案にも優れているため、デザインからコンテンツ作成まで一貫してサポートしてほしい人はぜひ試してみてください。
Canva
Canvaは、誰でも手軽にデザインを作成できる無料のグラフィックデザインツールです。
61万点以上のテンプレートや、1億点を超える豊富な素材が用意されているため、多様なデザインを作成できます。
テンプレートはプロのデザイナーが制作しており、初心者でも本格的なWebデザインを実現できるのが魅力です。
また、Canvaには画像やテキストをアップロードするだけで、AIが自動的に複数のデザイン案を提案してくれる「マジックデザイン」という機能があります。
マジックデザインで生成したデザインは商用利用が認められているため、安心して利用できますよ!
なお、無料版では10回までしか利用できないため、より多く使いたい場合は有料版の利用も検討するとよいでしょう。
Figma
Figmaはブラウザで利用できるデザインツールです。
直感的に操作できるため、誰でも手軽にデザインを作成できます。
デザインの仕上がりをすぐにプレビューで確認できるほか、ほかのメンバーと同時に作業できるリアルタイム共同作業機能を備えているのが特徴です。
さらに、AIを活用した「Figma AI」という機能も提供しています。
Figma AIでは、類似デザインの検索やプロンプトからの自動的なデザイン生成が可能です。
また、テキストのリライトや背景の自動削除といった細かな作業までサポートしてくれます。
Figmaには有料プランも含め4つのプランが用意されており、「スターター」プランは無料で利用できます。
無料プランでも基本的なデザイン作成や共同編集が可能なため、まずは無料プランを利用してみてください。
Adobe Firefly
Adobe Fireflyは、Adobe社が提供する画像生成AIツールで、PhotoshopやIllustratorなどと連携して利用できます。
テキスト入力による画像生成だけでなく、アップロードした画像の再生成や高度な編集も可能です。
そのため、Webサイト用の素材制作や広告デザイン、建築デザインなど多目的で使いやすいのが特徴です。
さらに、Adobe FireflyはAdobe Stockで公開されている素材や著作権が切れたコンテンツのみを学習しているため、著作権の侵害リスクが低く、安心して商用利用できます。
Ideogram
Ideogramは、文字を含む画像の生成を得意とする無料AIツールで、ポスターや広告のデザインの作成に向いています。
入力したプロンプトを的確に反映してくれるため、細部にこだわったグラフィックを制作したい人におすすめです。
自動でプロンプトを最適化してくれる機能や、画像のトーンを自由に選べる機能があり、イメージ通りに作成しやすいのも魅力の一つです。
さらに、iOSアプリでも利用可能なため、場所を選ばず使えます。
Runway
Runwayは、生成AIを活用して4~16秒の動画を自動生成できるツールです。
テキストや画像を入力するだけで、高精度な実写風の映像やキャラクターに自然な動きをつけた動画を作成できます。
例えば「カフェでコーヒーを飲む女性」といった短い文章を入力すると、Webサイトの雰囲気に合う動画を自動生成してくれます。
無料版も提供しており、125クレジット内であれば利用可能です。
本格的な動画制作スキルがなくても、手軽にインパクトのあるビジュアル表現を取り入れられるため、ダイナミックなWebデザインを実現したい人におすすめのツールです。
Midjourney
Midjourneyは、テキストを入力するだけで高精度な画像を生成できます。
コミュニケーションツールであるDiscord上でプロンプトを送信すると、AIがその内容を解釈し、指示に沿った画像を自動的に作成してくれます。
写実的な人物や風景はもちろん、漫画・アニメ風のキャラクター、さらにはUIやUXデザインのモックアップまで、多彩なジャンルの画像生成が可能です。
プランと月額料金は以下のとおりです。
ベーシックプラン | 10ドル(約1,500円) |
---|---|
スタンダードプラン | 30ドル(約4,500円) |
プロプラン | 60ドル(約9,000円) |
メガプラン | 120ドル(約18,000円) |
Midjourneyは、デザイン制作時のアイデア出しやモックアップ作成に適しています。
イラスト制作が得意でない人は、活用を検討するのもよいでしょう。
AIツールでWebデザインの仕事は奪われる?
AIの急速な進化により、Webデザインの仕事がなくなるのではないかといった不安の声もよく聞かれます。
実際、AIは精度の高いデザインを短時間で生成可能なため、基礎スキルさえ習得すれば誰でもWebデザイナーとして活動できます。
参入障壁が低くなることで、将来的にWebデザイナーの仕事がなくなる可能性も否めません。
Webデザイナーとして生き残るには、AIに使われるのではなく使いこなせるデザイナーになることが重要です。
AIに依存せず、あくまで作業の効率化やデザインの質を高めるための手段としてAIを取り入れるのがポイントですよ!
現状、AIで「人の心を動かすデザイン」を生成することは困難です。
人間ならではの感性や独自性を活かすことで、AI時代においてもさらに活躍の幅を広げられますよ。
WebデザインのAIツールを選ぶ際の5つのポイント
ここでは、WebデザインのAIツールを選ぶ際のポイントを解説します。
- 目的に合っているか
- 使いやすいか
- 料金はかかるのか
- 登録は必要なのか
- 商用利用は可能なのか
これらのポイントを抑えればツール選びの失敗を防げ、効率的に作業を進められます。
目的に合っているか
WebデザインでAIツールを選ぶ際は、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
ツールごとに活用できる機能が異なるため、それぞれの特徴を把握して選びましょう。
目的に合わないツールでは、作業効率や制作物のクオリティを上げるのは困難です。
そのため、まずはWebデザインの制作においての課題や、AIツールを使って実現したいことを明確にする必要があります。
使いやすいか
AIツールを選ぶ際は、使いやすさも重視しましょう。
どのツールが使いやすいかは、人によって異なります。例えば、初心者の場合は高機能なツールよりも、操作が簡単なツールのほうが使いやすいと感じるでしょう。
口コミや評価をチェックすると、実際の使用感を具体的にイメージしやすいためおすすめですよ!
個人ブログやX(旧Twitter)などには、実際にツールを使った人の率直な感想が多く投稿されています。
メリットだけでなく不便な点も知れるため、自分に合ったツールをよりスムーズに選べるでしょう。
料金はかかるのか
AIツールを選ぶ際は、各ツールの料金体系を確認し、予算や目的に合うものを選ぶことが重要です。
AIツールには無料版と有料版があり、それぞれ使える機能やサポート内容が異なります。
無料ツールは「お試し版」として提供されていることも多く、一般的に使える機能や回数に制限があります。
一方、有料ツールでは豊富な機能を制限なく利用できるだけでなく、サポートも充実しているのが特徴です。
初めて利用する人は、まずは無料で試してみて、必要性を感じた場合に有料版への切り替えを検討するのがおすすめです。
登録は必要なのか
AIを使う際に登録が必要かどうかもチェックしましょう。
ツールによって登録不要ですぐに使えるものもあれば、利用するのに必ず登録が必要なものもあります。
登録不要なツールは気軽に試せるのがメリットですが、性能面を重視する人は登録必須のものがおすすめです。
目的やセキュリティ面も考慮し、自分に合ったツールを選びましょう。
商用利用は可能なのか
商用利用が可能なのかも、AIツールを使う際に確認すべきポイントです。
AIで作成したデザインは、必ずしも自由に使えるわけではありません。利用規約によって、商用利用が認められているかどうかが異なります。
特に無料のAIツールは個人利用に限定されていることが多く、商用利用には有料契約が必要な場合があります。
AIの作成物が著作権を侵害していることもあるため、必ず確認しましょう。
WebデザインでAIツールを使うメリット
Webデザイン制作においてAIツールを活用するメリットには以下のようなものがあります。
- 作業効率が高まる
- デザインのバリエーションが広がる
それぞれみていきましょう。
作業効率が高まる
WebデザインでAIツールを活用すれば、作業効率を格段にアップさせることができます。
本来であればレイアウトやバナー、アイコンといった素材作成には膨大な時間を要します。
しかし、AIツールを活用すれば、希望条件や要望に応じて複数の案を瞬時に得ることが可能です。
一から作成するには時間のかかる工程も短時間で完結できるため、効率的に作業できますよ!
デザインのバリエーションが広がる
Webデザインにおいて、デザインのバリエーションが広がるのもAIツールを使うメリットです。
AIは、膨大なデザインパターンを学習しており多様なアイディアを提供します。
そのため、自分ひとりではなかなか思いつかないような斬新な発想やユニークなアイディアにも出会える可能性がありますよ!
AIが提案した新しい切り口を取り入れることで、より独創的なデザインを作成できるでしょう。
WebデザインでAIツールを使うデメリット
AIツールは便利で効率的ですが、頼りすぎることで生じるデメリットもあります。
ここでは、WebデザインでAIツールを活用するデメリットを紹介します。
- スキルが定着しにくい
- 差別化しにくい
デメリットも理解したうえで、AIツールの活用を検討するとよいでしょう。
スキルが定着しにくい
Webデザインの作成でAIツールに頼りすぎると、スキルが定着しにくくなります。
自分で考える機会が減ってしまうため、Webデザインに関する理解が浅くなりやすいです。
特に初心者の場合、基礎的なデザインスキルを十分に理解しないまま作業を進めてしまう恐れがあります。
その結果、応用やアレンジが必要な場面で対応できなくなるケースも少なくありません。
差別化しにくい
WebデザインにおいてAIツールは、差別化しにくいというデメリットもあります。
AIによるデザインは、既存のWebデザインをもとに生成しており、どうしても似通った仕上がりになりやすいです。
ありきたりなデザインでは、クライアントやユーザーに強い印象を残すのは難しいです。
独創性や個性のある仕上がりを目指すには、AIだけに頼るのはおすすめできません。
WebデザインでAIツールを使いこなすコツ
WebデザインでAIツールを活用する際、「ただ使う」のではなく「どう活かすか」が大切です。
ここでは、効果的に使いこなすためのコツを紹介します。
- デザインの発想を広げるために活用する
- デザインの素材作りの参考にする
それぞれ見ていきましょう。
デザインの発想を広げるために活用する
AIツールを活用すると、デザインの発想を広げられます。
Webデザイナーは常に新しいアイディアを生み出すことが求められます。
しかし、同じようなレイアウトや配色になってしまい、アイディアの発想に行き詰まることも少なくありません。
そこで、AIツールに複数のデザイン案を提示してもらえば、自分では思いつかないようなユニークな構図や配色の組み合わせを試すことができます。
AIの提案をそのまま使うのではなく、自分のアイディアと組み合わせて制作しましょう。
デザインの素材作りの参考にする
AIツールは、デザインに使用する素材作りの参考にもなります。
Webデザインでは、イラストや写真、アイコンなど多くの素材が必要です。
これらをゼロから作るのは時間がかかりますが、AIツールを使えばスピーディに制作できます。
AIツールの使い方としては、AIでイラストを生成し、それをもとにオリジナリティを加えるのがおすすめです。
また、画像のレタッチや色調補正もAIに任せると大幅な手間の削減につながります。
このような方法でAIを使えば、独自性を保ちながらも作業効率を高めることができますよ!
WebデザインでAIツールを使う際の注意点
Webデザイン制作においてAIツールを使う場合、いくつか注意しなけれなばならないことがあります。
- 必ずしも完璧なWebデザインが生成されるわけではない
- ツールごとに適性が異なる
- 著作権の侵害がないか確認する
これらの注意点に気をつけて、安心してAIを活用しましょう。
必ずしも完璧なWebデザインが生成されるわけではない
AIが生成したデザインは、必ずしも完璧であるとは限りません。
例えば、HTMLやCSSを生成したとしても、コードにエラーやバグが含まれている可能性があります。
また、AIは学習データに含まれていなければ対応できません。
最新情報や特殊なケースについては正確な案が提示されない場合があります。
AIツールを使う際は、そのまま利用するのではなく、問題がないか必ずチェックしましょう。
ツールごとに適性が異なる
一概にAIツールといっても、それぞれ得意分野や適性が異なります。
例えば、画像生成に特化したツールにWebデザインのアイディア出しを求めても、期待通りの提案を得るのは難しいです。
逆にコード生成に強いツールは、デザイン面の提案には限界があります。
ツールの特性を把握し、適材適所で使い分けることが大切です。
著作権の侵害がないか確認する
著作権の侵害がないか確認することも大切です。
AIツールは、過去のデータをもとに作品を生み出す仕組みで、既存の作品に酷似したデザインが生成されることがあります。
その場合、意図せず著作権を侵害してしまう可能性があるため注意が必要です。
たとえ既存の作品と完全に一致していなくても、著作権で保護された素材が使われている可能性があります。そのため、商用利用や公開する際には入念な確認が欠かせません。
安全にAIツールを活用するには、ツールガイドラインを確認するのはもちろん、著作権チェックサービスも取り入れると安心ですよ。
WebデザインにおすすめなAIツールに関するよくある質問
WebデザインにおすすめなAIツールに関するよくある質問をまとめました。
- AIツールだけでWebデザインを完成させられますか?
- 初心者でもAIツールは使えますか?
- AIツールで作成した素材はそのままサイトに使っても大丈夫ですか?
ぜひ参考にしてください。
- AIツールだけでWebデザインを完成させられますか?
-
WebデザインをAIツールだけで完成させるのは難しいです。
AIツールはデザインのアイデア出しや素材作り、簡単なレイアウト作成には効果的ですが、最終的に完成度の高いものに仕上げるには、人の判断やスキルが必要です。
そのため、AIはあくまで「サポート役」として活用し、必ず自分のオリジナル要素を加えましょう。
AIと人間のスキルを組み合わせれば、より効率的に高品質なWebデザインを制作できますよ!
- 初心者でもAIツールは使えますか?
-
AIツールは初心者でも問題なく使えます。
専門知識がなくても操作できるものが多く、簡単なキーワードや指示を入力するだけでデザイン案や素材の生成が可能です。
また、AIは繰り返し使うことで操作や検索の系統を学習します。
最初は上手く使いこなせなくても、「生成→調整→改善」のサイクルを続ければ、初心者でも短時間でクオリティの高いデザインを作れるようになりますよ!
- AIツールで作成した素材はそのままサイトに使っても大丈夫ですか?
-
AIツールで作成した素材をそのまま使うのは非常に危険です。
AIが生成した素材には、著作権や利用規約の問題が含まれている場合があります。
万が一、著作権を侵害すれば権利者から損害賠償を請求される可能性があるため、注意しましょう。
このようなトラブルがあると、クライアントからの信頼を失い、将来的な活躍の機会も大きく制限されてしまいます。
そのため、調整や加工を加えて自分のデザインとして完成させるようにしましょう。
まとめ|AIツールを使いこなしてWebデザイン制作の作業効率を高めよう!
WebデザインでAIツールを活用する際は、目的に応じたツール選びが重要です。
それぞれのツールの特徴や強みを理解したうえで使用すれば、作業の効率化やクオリティの向上につながります。
ただし、AIを単に使うだけでは将来的にWebデザイナーとして活躍するのは難しいです。
AIの特性を効果的に活かしつつ、自分のオリジナリティを取り入れるのがポイントです。
AIツールを柔軟に使いこなして、作業の効率化やデザインのクオリティ向上に役立てましょう!
ウェブフリでは、1分でできる『Webデザイン適性診断』を行っています。
「Webデザインをしてみたいけど自分にできる?」「自分に向いているか分からない…」とお悩みの人は、ぜひ診断を受けてみてください!
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