
UIデザインの副業に興味があるけど、難しそう…



UIデザインスキルの副業で稼げるのか不安…
近年、インターネットにおけるサービスの充実度が高まっていることから、UI/UXデザインの副業が注目されています。
しかし、UIデザインの副業の稼ぎ方が分からず悩んでいる人も多いでしょう。
本記事では、UIデザインの副業についての基本情報や案件獲得方法を解説します。
また、UIデザインの副業を始める際の注意点も紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
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UI/UXデザインとは
UI/UXデザインの仕事内容と単価相場について紹介します。
- UI/UXデザインの仕事内容
- UI/UXデザインの単価相場
それぞれ見ていきましょう。
UI/UXデザインの仕事内容
UI/UXデザインは、製品やサービスを使いやすくするために設計や改善を行う仕事です。UIデザイナーとUXデザイナーは、それぞれ役割と業務内容に違いがあります。
UIデザインは、ユーザーインターフェースを利用者が分かりやすく、かつ使いやすいように設計することです。スマホやWebサイトの画面など、ユーザーが直接的に触れる部分のデザインを担当します。
例えば、ゲームアプリ画面の配置やアイコンのデザインなど、見た目だけではなくユーザーが操作しやすいように設計することが求められます。
UXデザインとは、ユーザーエクスペリエンスデザインのことで、サービスを通じて得られる体験全体のデザイン設計を行います。つまり、サービスや製品を利用した際にプラスに感じられるような仕組みを考える仕事です。
利用者の体験を中心にデザインを考えるため、リサーチ力やニーズの分析力が求められます。
UI/UXデザインの単価相場
UI/UXデザインの単価相場は、作業範囲や案件規模によって異なります。
案件ごとの単価相場と作業内容を表にまとめました。
案件 | 単価相場 | 主な作業内容 |
---|---|---|
小規模サイト | 30万〜80万円 | 既存サイトのUI改善、簡易的なUX調査 |
中規模サイト | 80万〜150万円 | サイト全体のUIデザイン、基本的なUX設計 |
大規模サイト | 150万〜300万円以上 | ユーザー調査、複雑なUI/UX設計、プロトタイピング |
アプリ開発(シンプル) | 50万〜100万円 | 基本的なUI設計、シンプルなUX設計 |
アプリ開発(高機能) | 100万〜300万円以上 | 複雑なUI/UX設計 |
このように、サイト規模による設計の複雑度や難易度で単価は変わります。
また、UIデザインとUXデザインでは費用構造が違うため、どちらをメインに作業を行うかでも変わってきます。
ほかの副業と比べて高単価であることが、UI/UXデザインの特徴です。
UI/UXデザインの副業案件の種類
UI/UXデザインの副業案件を5種類紹介します。
- UIデザイン作成
- UXリサーチ
- プロトタイプ制作
- デザインシステムの構築・運用
- コンサルティング
一つずつ見ていきましょう。
UIデザイン作成
WebサイトのUIデザイン作成の案件では、企業や個人がもつWebサイトのトップページや下層ページのデザインを担当します。
最新のトレンドを取り入れ、ユーザーの興味を惹きつけるようなデザインを設計することが大切です。
また、トップページと下層ページではページ単価が異なります。Webサイトの顔となるトップページのデザイン案件のほうが、下層ページよりも10万円ほど高いことが多いです。
UIデザイン作成は、一般的に「ヒアリング→ワイヤーフレームの作成→デザイン制作→修正→納品」の手順で作業を進めます。
クライアントやユーザーのニーズを理解し、デザインに盛り込むことが重要です。
UXリサーチ
UXリサーチとは、ユーザーが製品やサービスを使用した際の感情を調査し、分析する作業のことです。
主な業務内容は、インタビューやアンケート調査を行い、製品やサービスに対する潜在的ニーズを深堀します。
さらに、実際に製品を使用している様子を観察したり、収集したユーザーデータを分析したりして改善点を探ります。
UXリサーチは、「質的調査」と「量的調査」の2つの手法に分けることが可能です。
質的調査はターゲットを絞ってニーズを深く知りたい場合に適しており、量的調査は大まかな市場傾向を知りたい場合に適しています。
UXリサーチは、ユーザーを満足させ、製品やサービスの利用率を上げるために欠かせない業務です。
プロトタイプ制作
プロトタイプ制作とは、実際の操作感や画面遷移を体験できる試作品用デザインを作成する作業のことです。
主に、ユーザーテストやクライアントとデザインの完成イメージを共有する際に使用されます。
プロトタイプ制作には3つの種類があります。
- ファンクショナルプロトタイプ
- デザインプロトタイプ
- コンテクスチュアルプロトタイプ
ファンクショナルプロトタイプは、ユーザーがスクロールしたりボタンを押した際に正常に動くかなど、動きのシミュレーションを行うものです。
デザインプロトタイプは、デザインツールを使い、ファンクショナルプロトタイプに具体的なデザインを加え、完成に近づけたものを指します。
コンテクスチュアルプロトタイプは、実際のサービスの動画を制作し、実際にそのサービスを使っているところをイメージさせる目的をもったものです。これにより、より具体的な改善案や問題点が発見できます。
デザインシステムの構築・運用
デザインシステム構築・運用は、ブランドの一貫性を保ったデザインを作成したり、効率的に開発をすすめたりするための重要な仕事です。
一般的に、「デザイン原則を決める→スタイルガイドを作成する→コンポーネントライブラリを構築する→運用と改善」といった作業手順で進めます。
クライアントとのコミュニケーションを怠らず、製品の導入目的や方向性を一致させることが大切です。
コンサルティング
コンサルティングでは、顧客満足度や製品の利用率を向上させるためのデザインを作成するために、クライアントにアドバイスを行います。
主な業務内容は、ユーザーの行動や心理の分析、改善策の提案、デザイン戦略の立案、デザインレビューなどです。
コンサルティングは、画面設計や配置をクライアントと共有し、プロジェクト全体を効率的に進めるための重要な役割です。
そのため、戦略立案からマーケティング施策まで幅広く提案することが求められます。
UI/UXデザインの副業における案件の探し方
UI/UXデザインの副業案件を探す際におすすめな4つの方法を紹介します。
- エージェントに登録する
- クラウドソーシングサイトを活用する
- 直接営業を行う
- SNSを活用する
詳しく見ていきましょう。
エージェントに登録する
エージェントに登録することで、UI/UXデザインの副業案件を効率的に探せます。
エージェントは、デザイナーのスキルや経験に基づいて適切な案件を紹介してくれるサービスです。
そのため、案件を探す手間を省くことができ、時間を有効活用しやすくなります。
また、契約交渉も代行してもらえるため、初めて案件を獲得する人も安心して作業に集中できますよ!
クラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングサイトを活用することも、効果的な副業案件の探し方の一つです。
クラウドソーシングサイトでは、初心者向けの案件から経験者向けまで、幅広い案件が掲載されています。
ランサーズやクラウドワークスは特に案件数が豊富なため、初心者でも多くの案件に挑戦できます。
誰でも案件に挑戦できるというメリットがある一方で、未経験者を狙った詐欺案件も存在するため注意が必要です。
悪質な案件に引っかからないようにするために、クライアントの評価や応募内容をしっかりと確認してから応募するようにしましょう。
こちらの記事ではおすすめのクラウドソーシングサイトを紹介しています!ぜひご覧ください!


直接営業を行う
自ら直接クライアントに営業を行う方法もあります。
自分のスキルやサービスを直接アピールできるため、熱意が伝わりやすいのが特徴です。
また、クラウドソーシングサイトやエージェントとは異なり、仲介手数料がかからないため、報酬を全額受け取ることができます。
直接営業は、クライアントにメールや電話でアポイントを取っていくのが一般的な方法です。業界のセミナーやイベントに参加し、そこで営業を行うのもよいでしょう。
直接営業を行う場合、クライアントのニーズを理解し、それに適した提案を行うことが重要です。
自分の強みとニーズをマッチングさせ、クライアントにどのような価値を提供できるのかを明確にしたうえで提案を行いましょう。
SNSを活用する
UI/UXデザインの副業案件を探す際、SNSを活用することも効果的な方法です。
SNSで募集を行っている案件に挑戦できたり、自らの発信が案件につながったりすることがあります。
SNSを活用して案件を探すには、質の高いプロフィールを作成し、自らのスキルや実績を分かりやすく発信することが大切です。
X(旧Twitter)やInstagramなどを活用し、魅力的なアカウントを作成しましょう。
また、SNSにはUI/UXデザインに関するコミュニティが多く存在します。
これらに参加することで、同業者やクライアントとつながる機会が増え、案件を獲得できるチャンスが広がります。
UI/UXデザインの副業で稼ぐ方法
UI/UXデザインの副業で稼ぐためには、以下の4つの方法を実践するのがおすすめです。
- UI/UXに関するスキルを身につける
- 継続的に仕事を任せてもらえるようになる
- 肩書にとらわれずに案件に挑戦する
- 継続的にスキルアップする
それぞれ見ていきましょう。
UI/UXに関するスキルを身につける
UI/UXデザインの副業で稼ぐためには、UI/UXに関するスキルを身につけることが重要です。
今回は、スキルを身につける方法を3つ紹介します。
- スクールを受講する
- 資格を取得する
- 書籍やYouTubeを活用する
スクールでは、講師による直接指導のもと、基礎スキルから応用スキルまで効率よく学ぶことができます。
数あるスクールのなかでも、ウェブフリは実践的な経験を通して、案件獲得スキルを習得することが可能です。卒業後も、長期的に稼げる営業力を養うためのカリキュラムを用意しています。
スクールでは、学習するうえで生じた疑問点や不明点をすぐに講師に相談できる環境が整っているため、学習が進めやすい点も大きな特徴です。
「ウェブデザイン技能検定」や「Google UX Designプロフェッショナル認定」などの資格を取得するために勉強していくと、UI/UXデザインに関する知識も身につけられるためおすすめです。
また、デザインに関する基礎知識は、独学でも書籍やYouTubeで学べます。
継続的に仕事を任せてもらえるようになる
UI/UXデザインの副業で稼ぐために、継続的に仕事を任せてもらえるようになりましょう。
リピートや継続案件を獲得すれば、安定した収入を得ることができます。
継続的に案件を獲得するには、クライアントとの信頼関係を築くことが大切です。
そのためには、提案力を磨き、自分の価値を向上させ続ける必要があります。
クライアントに、「次もこの人に任せたい」と思ってもらえるようなコミュニケーションをとりましょう。
また、丁寧なレスポンスや納期を厳守することも意識しなければなりません。
肩書にとらわれずに案件に挑戦する
肩書にとらわれずにさまざまな案件に挑戦すると、案件を獲得しやすくなり、収入アップにつながります。
一見UI/UXデザインに関係なさそうな仕事でも、よく募集内容を見てみたらそのスキルを活かせる仕事だったということも多いです。
そのほかの業務が未経験でも、活かせるスキルがある場合、案件を獲得できる可能性があります。
募集職種にこだわらず、スキルを活かせる募集内容であれば挑戦してみましょう。
継続的にスキルアップする
UI/UXデザインの副業で収入を得るには、継続的なスキルアップが欠かせません。
UI/UXデザインは、技術や流行の変化が速い分野です。
また、人気のある職種のため競争率も高まりやすく、現状のスキルで満足していると案件獲得が難しくなる可能性があります。
常にスキルをアップデートし、さまざまなニーズに対応できるようにしましょう。
ニーズの変化に対応するためには、定期的に作品のフィードバックを行い、トレンドを意識することが重要です。
セミナーやコミュニティに参加すれば、新たな視点や知識を得ることができますよ。
UI/UXデザインの副業を始める際の注意点
UI/UXデザインの副業を始める際に注意すべきことを4つ紹介します。
- 就業規則を確認する
- 確定申告を行う
- 本業とのバランスを保つ
- 知的財産権に気を付ける
これらの注意点に気を付けて、UI/UXデザインの副業を行いましょう。
就業規則を確認する
副業を始める前に、本業の就業規則を確認しましょう。
副業を禁止している企業の場合、副業がバレると懲戒処分や解雇の対象となる可能性もあります。
就業規則に副業についての記載がない場合は、人事部や上司に確認しましょう。
就業規則を確認しないまま副業を始めると、トラブルにつながってしまうかもしれません。
安心して副業を行うためにも、しっかりと就業規則を確認しておくことが大切です。
確定申告を行う
1月1日から12月31日までの1年間で、副業の収入が20万円以上あった場合は、確定申告を行う必要があります。
確定申告をしなかった場合、無申告加算税や延滞税などが発生する恐れがあるため注意しましょう。
また、申告の際は、住民税を「自分で納付(普通徴収)」で納税すると、会社に通知されません。
申告の時期になって慌てないように、普段から収支の管理はしっかり行いましょう。
本業とのバランスを保つ
本業とのバランスを保って、副業を行うことも大切です。
副業に注力しすぎて本業が疎かになると、人間関係やキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、仕事を詰め込みすぎると、睡眠不足やメンタルの低下につながり、本業と副業のどちらのパフォーマンスも落ちてしまいます。
以下のポイントを意識すると、本業とのバランスを保つことが可能です。
- 優先順位を付ける
- 休憩時間を確保する
- 無理のない範囲で案件をこなす
スケジュール管理や案件数の調整を行うことで、本業との両立を実現させることができます。「二兎追うものは一刀も得ず」の状態にならないようにしましょう。
知的財産権に気を付ける
知的財産権について理解し、トラブルを未然に防ぐことも非常に大切です。
UI/UXデザインは、複数の知的財産権によって保護されている可能性があります。
例えば、アイコンや画面デザインなどは著作権や意匠権に該当し、酷似したデザインを作成すれば侵害となる場合があります。
以前見たことのあるデザインに、無意識に影響を受けてしまう可能性もあるため、十分注意しましょう。
一方、自分が作成したデザインの知的財産権が侵害されるケースも考えられるため、基本的な知識を身につけておくことを推奨します。
UI/UXデザインの副業に関するよくある質問
UI/UXデザインの副業について多く寄せられる質問をまとめました。
- 未経験でもUI/UXデザインの副業はできますか?
- UI/UXデザインの副業で稼ぐために必要なスキルは何ですか?
- 副業におけるUI/UXデザインの平均月収はどのくらいですか?
それぞれ見ていきましょう。
- 未経験でもUI/UXデザインの副業はできますか?
-
未経験でもUI/UXデザインの副業に挑戦することは可能です。
パソコンとデザインツールがあれば、誰でも始めることができます。
学習する際は基礎知識やツールの使い方を身につけ、実践とフィードバックを繰り返すことが大切です。
まずは、ワイヤーフレーム作成やプロトタイピングなど、初心者でも獲得しやすい案件に挑戦し、徐々に案件の幅を広げていきましょう。
- UI/UXデザインの副業で稼ぐために必要なスキルは何ですか?
-
UI/UXデザインの副業で稼ぐためには、デザインに関する基礎知識とデザインツールを使いこなせるスキルを身につけることが求められます。
さらに、市場調査やペルソナ設定などのマーケティングスキルを養うと、ニーズに適した質の高い作品を作ることができます。
また、デザインに関するスキルだけではなく案件獲得スキルの習得も必要です。
クライアントのニーズを理解し、より最適な提案ができれば案件を獲得できます。
- 副業におけるUI/UXデザインの平均月収はどのくらいですか?
-
副業におけるUI/UXデザインの平均月収は、経験やスキル、案件の内容によって大きく異なります。
ワイヤーフレーム作成や簡単なデザイン修正などの案件相場は、1件あたり5千〜2万円程度が一般的です。
案件獲得数によって異なりますが、初心者の場合は月収5万〜10万円が目安となります。
一方、アプリやウェブサイト全体のデザインを担当すれば、1件あたり5万〜20万円以上の報酬を得ることも可能です。
高単価案件を獲得すれば、月収100万円を目指すこともできますよ!
まとめ|UI/UXデザインの副業は未経験からでも稼げる!まずは基礎的なスキルを身につけよう
UI/UXデザインの副業は、基礎的なスキルと営業スキルを習得すれば未経験からでも十分稼ぐことができます。
また、UI/UXデザインはユーザーの目線で物事を考えることが大切です。
普段利用しているアプリのデザインや機能を客観的に捉えるよう意識すれば、自然と分析力が身につきますよ!
効率的に学びたいのであれば、スクールに通うのもおすすめです。
スキルを身につけて、ぜひUI/UXデザイン副業の世界に挑戦していきましょう!
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「Webデザイナーになりたい!」「興味はあるけど自分に向いているか分からない…」とお悩みの人は、ぜひ診断を受けてみてください!
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