フリーランスの働き方とは?実際のスケジュールやおすすめの職種4選も紹介

悩む人

フリーランスってどんな働き方なの?

フリーランスが一体どのように働いているのか、想像がつかない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、現役フリーランスの実際のスケジュールも紹介しながら、フリーランスの働き方について具体的に解説します。

また、人気の職種4選やフリーランスとして働くメリットやデメリットもご紹介します。

フリーランスとして働いてみたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

フリーランスとは?

ここでは、フリーランスについて簡単に解説します。

フリーランスについて
  • フリーランスの定義
  • おすすめの職種4選

フリーランスの全体像や必要なスキルについてみていきましょう。

フリーランスの定義

厚生労働省などが公表する「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」では、フリーランスを以下のように定義しています。

実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者

つまり、フリーランスとは仕事や業種そのものではなく、個人が持つ経験やスキルなどを活かして収入を得る働き方のことをいいます。

また、会社に所属しながら、副業として業務委託を受けるケースもフリーランスに含まれます。

この場合、本業の時間以外に副業として活動している時間が、フリーランスに当たるということです。

フリーランスの人口は、リクルートワークス研究所の調査によると、約400万人(2023年度時点)で、就業者の約8%を占めます。

そのため、就業者のうち12人〜13人に1人はフリーランスだと言えます。

おすすめの職種4選

以下の職種は、未経験からでも始めやすく、かつ在宅ワークが可能な職種です。

おすすめの職種
  • WEBデザイナー
  • SNS運用代行
  • 動画編集者
  • WEBライター

どの職種も、特別な資格や学歴は必要ありません。

それぞれの分野に関する本などで勉強すれば、フリーランスになれる可能性があります。

また、クラウドワークスやランサーズなどの案件依頼サイトをみると、「未経験OK」な求人や案件も多数あります。

ただし、フリーランスとして活躍するためには、職種ごとのスキルだけでは不十分です。

個人で活動するため、自分の力で仕事を獲得していく営業スキルなども必要になってきます。

独学が難しい場合は、フリーランスに必要なスキルを身につけられる各種セミナーやスクールを受講してみるのもひとつの方法です。

現役フリーランスの実際のスケジュール

それでは、ウェブフリに携わる現役フリーランスの方々が教えてくれた、実際のスケジュールをご紹介します。

リアルなスケジュールをみて、ぜひイメージを膨らませてみてください。

働き方①:好きな場所や時間に仕事をする

まずは、SNS運用代行とウェブフリでトレーナーをしている方の1日です。

【かなりゆとりがある1日】

  • 9時 起床・チャット確認
  • 10時 Zoom打ち合わせ(自宅)
  • 11時 作業(自宅)
  • 12時 Zoom打ち合わせ(自宅)
  • 13時 オンラインミーティング(自宅)
  • 14時 お昼ご飯
  • 15時 掃除・片付け
  • 16時 移動
  • 17時~19時 美容院
  • 19時 作業(スタバ)
  • 20時 作業&ご飯(スタバ)
  • 21時 Zoom打ち合わせ(自宅)
  • 22時~24時 チャット返信・添削
  • 24時~25時 お風呂
  • 25時 明日のスケジュール確認・タスクチェック
  • 26時 就寝

フルリモートで、仕事の打ち合わせとウェブフリの受講生の方とのミーティングをしながら、自宅やカフェで仕事を進めています。

また、打ち合わせや作業の合間にリフレッシュしたり、カフェで作業したりと、柔軟にスケジュールを組んでいるのが印象的です。

仕事をする時間や場所を自由に選べるという、Webで仕事をするフリーランスの長所を存分に生かした1日ですね。

働き方②:オンとオフを自由に切り替える

もう一人、SNS運用代行とウェブフリでトレーナーをしている方の1日をご紹介します。

【がっつり仕事の日】

  • 9時 起床
  • 10時 Zoom打ち合わせ①(自宅)
  • 11時 作業(自宅)
  • 12時 作業(自宅)
  • 13時 Zoom打ち合わせ②(自宅)
  • 14時 Zoom打ち合わせ③(自宅)
  • 15時 お昼ご飯(自炊)
  • 16時 お部屋の片付け・掃除
  • 17時 作業(自宅)
  • 18時 Zoom打ち合わせ④(自宅)
  • 19時 作業(自宅)
  • 20時 作業(自宅)
  • 21時 Zoom打ち合わせ⑤(自宅)
  • 22時 Zoom打ち合わせ⑥(自宅)
  • 23時 夜ご飯(自炊)
  • 24時 お風呂・自由時間
  • 25時 作業(自宅)
  • 26時 作業(自宅)
  • 27時 作業(自宅)・寝る準備
  • 28時 就寝

【仕事が少ない日】

  • 11時 起床・準備
  • 12時 Zoom打ち合わせ①(自宅)
  • 13時 お昼ご飯(自炊)・移動
  • 14時〜16時 ネイルサロン
  • 16時 買い物・移動
  • 17時 作業(カフェ)
  • 18時 作業(カフェ)
  • 19時〜24時 飲み会
  • 24時 帰宅・お風呂
  • 25時 作業(自宅)
  • 26時 作業(自宅)
  • 27時 作業(自宅)・寝る準備
  • 28時 就寝

1日の過ごし方は、「がっつり仕事の日」と「仕事が少ない日」で大きく異なり、フリーランスならではのメリハリある生活が特徴的です。

朝から夜遅くまでZoom打ち合わせと作業をこなすハードワークの日もあれば、朝ゆっくり起きて、午後はリフレッシュや知人との時間を楽しむ日もあります。

フリーランスは時に忙しさを極める日もありますが、自分の時間を確保できるように調整できるのはフリーランスならではの働き方ですね。

働き方③:子どもの生活リズムに合わせる

続いて、ライターとSNS運用代行、ウェブフリでライティングのトレーナーをしている方の1日です。

【仕事が詰まっている時のスケジュール】

  • 4時半ごろ 起床
  • 5時〜7時 仕事
  • 8時 幼稚園送迎
  • 8時半 仕事スタート(自宅)
  • 12時半 昼ごはん
  • 13時〜16時 仕事
  • 16時 幼稚園お迎え、公園
  • 17時 子どものお風呂
  • 18時 晩ごはん
  • 20時 寝かしつけ
  • 21時〜22時 残った仕事を片付ける
  • 22時ごろ 就寝

【比較的余裕がある時のスケジュール】

  • 7時 起床
  • 8時 幼稚園送迎
  • 8時半 仕事スタート(自宅)
  • 12時半 昼ごはん
  • 13時〜16時 仕事
  • 16時 幼稚園お迎え、公園
  • 17時 子どものお風呂
  • 18時 晩ごはん
  • 20時 寝かしつけ
  • 21時 残った仕事を片付ける
  • 22時 フリータイム のんびり
  • 23時ごろ就寝

お子さんの生活リズムに合わせながら、効率的に仕事を進める働き方をしています。

仕事量が多い日は、朝や夜の時間を有効活用することで、家族との時間を大切にしつつ仕事の時間を確保しています。

週末は家族との時間を優先し、リフレッシュされているそうで、子育てと仕事を両立するために時間の使い方を工夫しているのがとても印象的ですね。

フリーランスの働き方は?

フリーランスの働き方は人によってさまざまですが、代表的な3つのスタイルについてご紹介します。

フリーランスの働き方
  • たくさんのタスクを数多く受注する
  • 中長期のプロジェクトに携わる
  • 会社の経営メンバーとして加わる

それぞれみていきましょう。

たくさんのタスクを数多く受注する

まずは、たくさんのタスクや短期間の案件をこなして収入を得ていく働き方です。

記事作成やチラシ作成など、数時間〜数日で完了する仕事を営業や依頼によって受注し、納品して収入を得ます。

ときには、2〜3件の仕事を同時進行でこなして、収入を増やしていきます。

また、この方法は初心者でも始めやすく、クラウドソーシングなどを活用すれば仕事を見つけやすいのが特徴です。

フリーランス白書2023では、フリーランスが受注する案件のうち、32.9%がスポット(単発)の仕事です。

中長期のプロジェクトに携わる

特定のクライアントと継続的に契約を結び、中長期的にプロジェクトに関わる働き方です。

数ヶ月から数年の中長期で携わり、クライアントごとの継続案件やプロジェクトに取り組みます。

例えば、以下のような仕事が中長期のプロジェクト例です。

仕事例1
  • WEBメディアの運営
  • ホームページ制作
  • 企業のSNSマーケティング

ときには、リモートや対面での打ち合わせがあり、クライアントに合せた対応が求められます。

案件の掛け持ちはしにくくなりますが、安定した仕事や収入が得られる働き方です。

会社の経営メンバーとして加わる

フリーランスでも、正社員や役員などとほとんど変わらない形で会社と関わることがあります。

会社で立ち上げるプロジェクトの中心メンバーや、主力メンバーとして、事業の成長に貢献する働き方です。

例えば、以下のような仕事です。

仕事例2
  • メディア編集長
  • コンサルタントでの企業課題の解決
  • マーケティング施策の実施

豊富な経験と高度な専門知識が求められ、かつ一定のビジネススキルも求められます。

報酬は固定給に加え、成果報酬が得られることが多く、成功すれば高収入も期待できます。

フリーランスとして働くメリット

フリーランスとして働くメリットをご紹介します。

メリット
  • 仕事とプライベートのバランスを調整できる
  • 自分の裁量で仕事を進められる
  • 人間関係のストレスが少ない
  • 得意分野や経験を活かせる
  • 複数のクライアントや会社と仕事ができる

フリーランスならではの働き方をみていきましょう。

仕事とプライベートのバランスを調整できる

フリーランスは働く時間や場所を自由に決められます。

会社員と異なり、勤務時間が固定されていないため、ライフスタイルに合せた働き方が可能です。

例えば、在宅で午前中に仕事を集中して進め、午後は趣味や家族との時間に充てることもできます。

自宅やそこから近い場所で好きな時間に働くことで、仕事と生活のバランスを調整しながら働けます。

自分の裁量で仕事を進められる

フリーランスはスケジュールや仕事の進め方も自分の裁量で決められます。

そのため、上司に指示されることや非効率的で決められた作業などはなく、自由な業務管理が可能です。

自分の裁量で、早朝に作業を終わらせたり、効率が上がる方法を試したりできます。

仕事量や仕事のやり方を自分で決められるため、ストレスが減り、充実感を得られます。

人間関係のストレスが少ない

フリーランスは職場の人間関係に悩まされることが減ります。

基本的に一人で働くため、上下関係や職場の対人関係に悩む必要がなくなるからです。

例えば、行きたくない飲み会や社内の派閥に巻き込まれず、仕事に集中できます。

仕事以外のことを考える時間が減り、仕事に集中する環境が作れます。

得意分野や経験を活かせる

フリーランスは自分のスキルを最大限に生かして収入を増やせます。

自分の経験やスキルを活かせる仕事を選べるため、得意な分野に特化しやすいのが特徴です。

例えば、WEBデザインやWEBライティング、動画編集などの仕事があります。

また、コンサルティングやマーケティング、SNS運用、オンライン講師など、専門知識を活かせる分野もあります。

好きな仕事をすることで、やりがいを感じながら成長できるでしょう。

複数のクライアントや会社と仕事ができる

フリーランスは特定の会社に縛られず、複数の取引先と関わることで視野を広げられます。

さまざまな会社やクライアントと出会う中で、スキルを磨いたりキャリアを積み上げたりして、成長していけるでしょう。

また、複数のクライアントやプロジェクトに仕事を分散することで、仕事を失うリスクも減らせます。

終身雇用が当たり前ではなくなった時代に、リスクを分散できる柔軟な働き方が可能です。

フリーランスとして働くデメリット

フリーランスとして働く際は、メリットだけではなくデメリットもあります。

デメリット
  • 収入が不安定になりやすい
  • 社会的信用が低くなる
  • 営業や経理なども自分で行う必要がある

フリーランスとして働くリスクとその対策について把握しておきましょう。

収入が不安定になりやすい

フリーランスは収入が安定しにくい傾向があります。

固定給や最低賃金などの規定がなく、仕事の受注状況によって収入が変動するためです。

自身の病気やケガなどで働けなくなったり、クライアントの方針や都合により契約を打ち切られたりすることもあります。

対策としては、以下が挙げられます。

対策例
  • 貯蓄を増やす
  • 複数のクライアントと契約する
  • 継続案件を確保する

フリーランスにとって、収入の変動や不安は宿命であるため、上手に付き合っていく必要があるでしょう。

社会的信用が低くなる

フリーランスは会社員に比べて社会的信用が低くなる傾向があります。

会社などから身元保証ができない点や、収入が安定しづらい点などが理由です。

収入の不安定さから、住宅ローンの審査やクレジットカードの作成などのハードルが高くなります。

対策としては、確定申告をしっかり行い、税務記録を整えるなどから社会的な信用を築くことが大切です。

営業や経理なども自分で行う必要がある

フリーランスは仕事以外にも営業や経理をこなす必要があります。

会社員と違い、案件の獲得や確定申告などをすべて自分で行う必要があるためです。

営業を怠ると仕事が途切れ、収入減に直結します。

対策としては、営業に使う時間の計画的な確保や、会計ソフトの活用による経理業務の効率化などが有効です。

フリーランスの働き方に関するよくある質問

ここでは、フリーランスの働き方に関連したよくある質問をご紹介します。

よくある質問
  • フリーランスになるために準備することは?
  • フリーランスの仕事はどうやって探すの?
  • フリーランスの年収はどれくらい?
  • フリーランスは税金の手続きが大変?

それぞれ詳しく回答します。

フリーランスになるために準備することは?

フリーランスとして働くためには、まずはスキルの習得と向上を目指しましょう。

本や動画などで独学したり、セミナーやスクールを受講して、自分の専門分野を磨きます。

また、副業として始めて、スキルを高めたり実績を積んだりするのもひとつの方法です。

案件や仕事に応募できるように、履歴書やポートフォリオを作成しておくとスムーズに始められます。

ある程度、独立の目処が立ったら、健康保険と年金の切り替えや、開業届と青色申告の申請を行いましょう。

税負担を軽くできる青色申告と、それに必要な開業届は税務署で申請できます。

フリーランスの仕事はどうやって探すの?

初心者や未経験の方におすすめなのは、クラウドソーシングサイトを活用して実績を積んだり、継続案件を獲得したりする方法です。

クラウドソーシングとは、企業やクライアントがインターネット上で不特定多数の人に業務を委託できるサービスのことです。

クラウドソーシングサイトは未経験OKな案件も多数掲載されています。

その方法以外にも、フリーランスの仕事を獲得するには、以下の方法があります。

方法
  • 知人や前職のつながりを活用
  • SNSやブログでの情報発信
  • エージェントサービスの利用
  • 企業の採用ページやフリーランス向けの求人サイトをチェック


仕事を獲得するには、人脈を活用する以外にも、フリーランス向けのマッチングサービスを使う他、企業への営業などがあります。

継続的に仕事を得るためには、質の高い納品や納期を守るなどでクライアントの信頼を得ることが大切です。

フリーランスの年収はどれくらい?

2024年のフリーランス白書によると、フリーランスの平均年収は600万円未満が60.8%と過半数を占めています。

                     引用元:フリーランス白書2024

高収入のイメージがあるフリーランスですが、多くの方は会社員の方とほとんど変わりません。

理由としては、職種や経験、ライフスタイルや副業など、働き方が多様なフリーランスの年収には幅があることが考えられます。

「年収を増やしたい」「副業で稼いで家計の足しにしたい」などの柔軟な働き方がフリーランスは可能です。

フリーランスは税金の手続きが大変?

フリーランスは毎月2月〜3月に所得税の確定申告を自分で行う必要があります。

そのために、請求書やレシートなどの所得を計算するのに必要な書類を管理しなければなりません。

日々記録したり、会計ソフトを活用したりすると、確定申告をスムーズに進められます。

また、「青色申告をすると節税メリットが得られる」などの税知識も大切です。

税金の手続きが大変に感じることもありますが、早めの準備と適切な管理を行えば効率的に対応できます。

まとめ:フリーランスは自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる

フリーランスは自分で仕事場や仕事量を決められる自由さや、仕事と生活を両立できる柔軟さがあります。

しかし、フリーランスを目指すにはさまざまなスキルが必要だったり、稼ぎ方がよく分からなかったりと、独学では厳しい場合があります。

「フリーランスに興味があるけど、スキルもないし自分には難しい」と感じたら、スキルを効率的に身につけられるオンライン講座やスクールの受講を検討してみましょう。

フリーランスの育成スクールは「ウェブフリ」がおすすめです。

ウェブフリでは、プロのフリーランスからの実践的なスキル指導と仕事獲得のノウハウを学べます

以下のスキルが学べると同時に、フリーランスに必要な営業力も身につけられます。

スキル
  • WEBライター
  • WEBマーケター
  • WEBデザイナー
  • 動画クリエイター

ウェブフリは、専属のコーチと一緒に実際の案件獲得を目指し、長期的にも活躍できるフリーランスを目指せる実践型フリーランス育成スクールです。

フリーランスの働き方はさまざまで、自分でコントロールできる分、やりがいや充実感が得られます。

一方で、収入を安定させるには、スキルや営業力などを磨いていく必要があります。

オンライン講座やスクールを上手く活用し、焦らず徐々にできることを増やしていくことがおすすめです。

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