
「自己PRにはなにを書けばよいの?」



「Webデザインの案件獲得に向けた自己PR文の例文はないかな?」
Webデザイナーが案件に応募やWebデザイナーへ転職をする際、自己PRの作成が難しく感じてしまう人も多いでしょう。
特に未経験で大きな実績がない場合、何をアピールしたらよいか分からないかもしれません。
しかし、未経験の人でも、ポイントを押さえれば採用担当者に評価される自己PRを作成できます。
本記事では、Webデザイナー向けに自己PRを書く際のコツや例文、やってはいけないNG例を解説するので、ぜひ参考にしてください!
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Webデザイナーの自己PRを書く前に準備すべきこと
まずは自己PRを書く前に準備すべきことを紹介します。
- 自分の強みや得意分野を整理する
- 企業やクライアントが求める人物像をリサーチする
- 実績や成果があれば客観的に示す
- 自分のキャリアビジョンを明確にする
参考にしながらじっくり考えてみてください。
自分の強みや得意分野を整理する
まずは自分が得意なことや強みを明確にしましょう。
「UI/UXデザインが得意」や「クライアントからのヒアリングが得意」など、スキル面と人間性の両方の強みを整理するのがポイントです。
強みが曖昧なままでは、読み手に印象を残せません。
自分がどのような価値を提供できるかを整理して自己PRを組み立てましょう。
企業やクライアントが求める人物像をリサーチする
応募先の企業やクライアントが求めている人物像の把握も重要です。
企業によって、スピード重視や品質重視、またはコミュニケーション能力重視など、評価のポイントは異なります。
また、企業の公式サイトやSNSなどから、「どんなデザインを重視しているか」や「どんな人が活躍しているか」もみておきましょう。
実績や成果があれば客観的に示す
過去に携わった案件や制作物がある場合は、それらを数字や成果で客観的に示せると説得力が高まります。
「サイトリニューアルによりCVRを約15%改善」や「直帰率を20%改善」など、客観的な指標を使って示せるように準備しましょう。
また、どのような課題に対してどんな工夫を行って結果を出したのかも明確にすると、思考力や再現性が伝わりやすくなります。
さらに、ポートフォリオで実例を提示できればさらに説得力が増すため、ポートフォリオもしっかり準備しておきましょう。
自分のキャリアビジョンを明確にする
採用担当者は、「将来的にどんなWebデザイナーに成長していくのか」にも注目しています。
今のスキルや実績だけでなく、将来像を意識しているかどうかで印象が変わります。
以下の例のように、自分が目指す方向性を言語化しておきましょう。
- 将来的にはディレクションにも挑戦したい
- UI/UXを追求してユーザーに寄り添えるデザイナーを目指したい
- デザインだけでなくマーケティングも学び、トータルで提案できる人材になりたい
さらに、「そのために今どんなスキルを磨いているか」まで示せると、行動力のある印象を与えられます。
自己PRでチェックされやすいポイント
採用担当者が自己PRを見る際は以下のポイントを重視する傾向にあります。
- スキルや実績をどう活かすか
- 会社に貢献してくれるか
- 人柄やコミュニケーション力
- 仕事への向き合い方
- ポートフォリオや志望動機との整合性
それぞれ大事なポイントなので、しっかりチェックしておきましょう。
スキルや実績をどう活かすか
単にスキルや実績を並べるのではなく、採用された際に「スキルをどう活かせるのか」を伝えましょう。
「IllustratorやPhotoshopが得意」と書くだけでは一般的で印象に残りません。
しかし、「Illustratorを使ってLPのバナーを制作し、クリック率を約20%改善しました」など、スキルがどのように成果に結びついたかを説明すると具体性が増し、印象に残りやすくなります。
実績が少ない場合でも、「架空のWebサイトをデザインし、ユーザビリティを意識した構成を心がけました」といったように伝えられると、成果を意識して取り組む姿勢を評価されます。
会社に貢献してくれるか
採用担当者やクライアントに「この人を採用するとどんなメリットがあるのか」を認識してもらいましょう。
ここでも具体性のあるPRが重要です。
「デザインスキルを活かして魅力的なサイトを作れます」だけではなく、「ユーザーの目的達成を意識したデザインを行い、コンバージョン率の向上に貢献できます」といった表現をすると好印象です。
人柄やコミュニケーション力
Webデザイナーは、コミュニケーション力や人柄も成果につながります。
どんなに高い技術を持っていても、指示を理解せず独断で進めてしまったり、修正依頼に柔軟に対応できなかったりすると信頼を失ってしまいます。
そのため、自己PRではヒアリング力や協調性など、人と関わる力を伝えるとよいでしょう。
例えば、「前職の営業でクライアントの要望を丁寧に聞き取り、意図を反映させた提案を意識した結果、継続した関係を築けました」など、実例を添えると説得力が増します。
仕事への向き合い方
自己PRでは、スキルだけでなく仕事への姿勢や考え方も重視されます。
「常にユーザー視点を意識してデザインしています」「デザインの目的を理解し、数字で成果を出せる制作を心がけています」など、目的意識の高さを伝えると好印象です。
さらに、「トレンドや技術のアップデートを日常的に行っています」「ほかのWebデザイナーの作品を参考にしながら学びを取り入れています」といった学び続ける姿勢を添えると、継続的に成長できる人材として信頼を得やすくなりますよ。
ポートフォリオや志望動機との整合性
どんなに魅力的な自己PRを書いても、ポートフォリオや志望動機と内容がずれていると説得力が下がってしまいます。
例えば、自己PRで「UIデザインが得意」と書いているのに、ポートフォリオにUI案件がまったくないと疑問を持たれてしまうでしょう。
自己PR・志望動機・ポートフォリオが一本の軸でつながっている状態を作ることで、採用担当者に信頼されやすくなります。


Webデザイナーの自己PRに書くべき内容
Webデザイナーの自己PRは、以下のような内容で構成しましょう。
- 実務スキル
- 制作実績や成果
- 仕事への姿勢や強み
- 今後の目標
一つずつ詳しくみていきましょう。
実務スキル
使用できるデザインツールやコーディングスキルなどを具体的に記載します。
ただ使えるツールを羅列するのではなく、どのような業務でどう活かしたかを書くのがポイントです。
また、コーディングスキルを記載する場合は、どのプログラミング言語を使用できるかを一つずつ記載しましょう。
保有している実務スキルを全て記載しておくと、任せてもらえる仕事の幅が広がり、報酬アップにつながる可能性が高まります。


制作実績や成果
実際に担当した案件や成果を具体的にまとめましょう。
制作実績や成果は、事前に記載した実務スキルを自分のものにできているという証明となる、自己PRにおいて一番大事な要素です。
成果がまだ明確に数値化できない場合は、「アクセス解析をもとに改善提案を行った」「ユーザーインタビューを踏まえて構成を見直した」などのプロセスを示すと評価されやすくなります。
また、実績や成果を示す際は、なるべく応募先の企業が求めている人材に近いものを選びましょう。
仕事への姿勢や強み
自分の仕事への取り組み方や価値観を伝えることで、人としての魅力を印象づけることができます。
例えば「常にユーザー目線でデザインを考えることを意識している」「クライアントの意図をくみ取り、最適な形での具現化を大切にしている」など、実際の働き方に結びつけて書くと伝わりやすいです。
単なる自己主張ではなく、エピソードや考え方を盛り込むと説得力が増しますよ。
今後の目標
これまでの経験を踏まえて「今後どんな方向を目指しているのか」を明確に示すことで、成長意欲やビジョンを伝えられます。
「デザインとマーケティングの両面から成果を生み出せる人材を目指したい」「UI/UXの知識を深め、ユーザーにとって使いやすい設計を追求したい」など、具体的な方向性を述べると好印象です。
ただ目標を語るだけではなく、そのために今学んでいることや、これから挑戦したい分野なども書き添えると、行動力のある印象を与えられるでしょう。
【例文つき】Webデザイナーが自己PRを書く際のコツ
Webデザイナーが自己PRを書く際のコツを、以下のパターンごとに紹介します。
- 前職での経験をアピールするパターン
- Webデザインのスキルをアピールするパターン
- 未経験で案件獲得や転職を目指すパターン
- フリーランスWebデザイナーとして案件獲得を目指すパターン
それぞれ、例文も掲載しているのでぜひ参考にしてください!
前職での経験をアピールするパターン
前職の経験をアピールする場合は、「Webデザイナーを目指した理由」と「前職のどんなスキルが活かせるか」の明確化がポイントです。
転職理由と現在のスキルを一貫性のあるストーリーでつなげると、説得力も出ます。
前職では広告代理店の営業職として、クライアント企業の販促戦略に携わってきました。
そのなかで「デザインの力でより効果的に商品を紹介したい」と感じ、Webデザイナーに転身しました。
営業職時代に培ったヒアリング力や提案力を活かし、クライアントの目的や課題を正確に把握したうえで、デザインの方向性を提案できる点が強みです。
例えば、ECサイトのリニューアル案件では、売上データを分析し、訴求軸を整理してデザインに反映したことで、CVRを約20%改善しました。
また、納期関係各所との調整も得意としており、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを意識しています。
今後は、これまでのビジネス視点を活かしつつ、デザインを通してクライアントの成果向上に貢献していきたいと考えています。
Webデザインのスキルをアピールするパターン
スキルを中心に書く場合は、どんなツールを使えるかだけではなく、スキルを使って何を実現できたかを具体的に伝えることが重要です。
また、UXや導線設計など制作工程のなかで意識していることを添え、ポートフォリオでも示せるとよいでしょう。
PhotoshopやIllustrator、Figmaを使用したWebデザイン制作を得意としています。
コーポレートサイトやLP、バナーなど幅広いジャンルに対応し、デザインからコーディング(HTML、CSS、JavaScript)まで一貫して担当しました。
特に意識しているのは「目的を達成するデザイン」です。
クライアントの要望をヒアリングしたうえで、ユーザー導線の改善や配色とレイアウトの見直しを行い、リニューアル後のCVRを15%向上させた実績があります。
また、UI/UXの観点から操作性や視認性を重視し、ユーザーがストレスなく目的を達成できるデザインを心がけています。
今後はマーケティング知識も深め、より成果につながるWebデザインを提供していきたいと考えています。
未経験で案件獲得や転職を目指すパターン
未経験者の場合は、学習意欲や継続力、前職で培った活かせるスキルを中心に構成するとよいです。
また、現在できることとスキルレベルやどのように学んでいるかを具体的に示しましょう。
成果がまだなくても、課題をとおして学んだことや気を付けていることを書くと、誠実さと前向きさが伝わります。
現在はWebデザインスクールで学習を進めており、PhotoshopやFigmaを使ったデザイン制作、HTML/CSSによるコーディングの基礎を身につけました。
これまでに架空案件のバナー制作やLPデザインを複数行い、課題を通してUI設計や配色バランスの重要性を学びました。
前職では事務職として資料作成やスケジュール管理を行っており、細部に気を配る正確さや納期意識には自信があります。
また、相手の意図を汲み取って形にするコミュニケーション力も、デザイン業務に活かせると考えています。
今後は、学んだスキルを実務で磨きながら、ユーザーにとって使いやすく魅力的なデザインを作り続けたいと思っています。
フリーランスWebデザイナーとして案件獲得を目指すパターン
フリーランスの場合は、クライアントワークの姿勢や成果を出すための提案力、そして信頼感を意識して書きましょう。
単に対応できる範囲を示すだけでなく、案件の進め方や意識していることを盛り込むことでクライアントが安心して依頼しやすくなります。
また、数字で成果を示すとプロとしての説得力が高まりますよ。
フリーランスとしてWebデザイン制作を中心に活動しています。
これまで、LP制作・コーポレートサイト・ECサイトなど幅広いジャンルに対応し、デザインからコーディング、納品まで一貫して担当してきました。
クライアントの課題を整理し、売上につながるデザインを意識して提案する力が強みです。
例えば、キャンペーン用LPではCTAボタンの位置や文言を改善し、コンバージョン率を18%改善した実績があります。
また、SlackやChatworkを活用したコミュニケーションで進行をスムーズに進め、納期厳守を徹底しています。
今後はSEOやライティングの知識も取り入れ、より戦略的なサイト設計ができるWebデザイナーを目指しています。
クライアントにとって成果を出せるパートナーであり続けることが目標です。
Webデザイナーの自己PRでやってはいけないこと
Webデザイナーの自己PRを書く際は、以下のことはやらないようにしましょう。
- スキルの羅列だけで終わる
- 抽象的な表現ばかりで具体性がない
- 企業や案件のニーズに合っていない
- 誤字脱字がある
- ポートフォリオとの整合性が取れていない
一つずつ解説します。
スキルの羅列だけで終わる
スキルや使えるツールをただ並べるだけでは「何ができる人なのか」が具体的に伝わりにくいです。
「Photoshopが使えます」や「HTML/CSSが得意です」と書くだけでは、ほかの応募者との差別化になりません。
自己PRでは、スキルをどんな課題解決に活かせるかを具体的に書くことが大切です。
抽象的な表現ばかりで具体性がない
抽象的な表現に終始するのもよくありません。
「デザインが好き」や「丁寧な仕事を心がけています」といった抽象的な表現は多くの人に当てはまり、印象にも残りにくくなります。
「UI改善のためにユーザーアンケートを実施し、操作フローを見直した結果、滞在時間が30%伸びた」など、数字を交えながら行動と成果を具体的に伝えられるようにしましょう。
企業や案件のニーズに合っていない
どれだけ魅力的な自己PRでも、応募先の需要とズレていると採用につながりにくくなります。
例えばコーポレートサイト中心の制作会社に対して「LPデザインが得意」とPRしても刺さりにくいです。
応募する企業の案件傾向やターゲット層、デザインテイストを調べ、そのうえで自分の経験や能力をどう活かせるか明示しましょう。
また、複数の企業やクライアントに応募する際は、同じ自己PRを提出するのではなく、各所に合わせた自己PRへの調整も必須です。
誤字脱字がある
誤字脱字や文法ミスは「基本的な確認力が低い」と見なされるリスクがあります。
Webデザイナーは入稿データやコードなど、細部への正確さが求められる職種です。
そのため、誤字脱字をとおして細かい部分までチェックできる人か判断されます。
提出前には必ず声に出して読み直したり、文書作成ソフトのスペルチェック機能を活用したりしましょう。
ポートフォリオとの整合性が取れていない
自己PRとポートフォリオには整合性をもたせましょう。
例えば、自己PR文で「UI/UXが得意」とアピールしていても、ポートフォリオでそれが確認できなければ信頼性が下がります。
採用担当者は文章よりも実績を重視するため、言っていることと見せているもののが一致しているかどうかはとても重要です。
Webデザイナーの自己PRに関するよくある質問
Webデザイナーの自己PRに関するよくある質問をまとめました。
- 自己PRと志望動機の違いはなんですか?
- スクールで学んだだけでも自己PRに書いてよいですか?
- 未経験でもアピールできるポイントはありますか?
ぜひ参考にしてください。
- 自己PRと志望動機の違いはなんですか?
- 
自己PRは、自分は何ができるのかを伝えるものです。 一方で、志望動機では「なぜその会社を選んだのか」を伝えます。 このように、自己PRと志望動機はまったくの別物です。 そのため、自己PRではスキルや経験、自分の強みを中心に書きましょう。 
- スクールで学んだだけでも自己PRに書いてよいですか?
- 
もちろん大丈夫です。 スクールで学んだ際の具体的なエピソードや受講中に制作した成果物を交えながら、意欲と姿勢を強調しましょう。 実績がない場合でも、ポートフォリオと合わせて実践的に学んでいることを示すと、できることが伝わりやすくなります。 
- 未経験でもアピールできるポイントはありますか?
- 
未経験でも、学習継続力やコミュニケーション力、前職でのスキルの転用など評価される要素は多くあります。 また、なぜWebデザインをやりたいのかを具体的に伝えるのも大切です。 Webデザインをやりたい理由について記載する際は、熱意が伝わるような文章を意識して書いてみましょう。 
まとめ|自己PRの書き方を工夫して魅力を最大限に伝えよう
自己PRは、自分のスキルや人柄を伝える大切なアピールの機会です。
スキルや実績を整理し、相手が求める人物像に合わせた構成が、採用担当者の印象に残るPRのコツです。
未経験の場合でも、自分の強みや成長意欲を明確に伝えれば、チャンスを掴める可能性は十分にあります。
本記事を参考に、あなたの魅力を最大限に引き出す自己PRを作成してみてください!
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